┃ストリームス Magazine┃ 2007/10/10発行 第71号
「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「『働きマン』で知る出版用語」などの情報をお届けします。 □■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[セプテンバーコンサート]http://www.sepcon.jp/
猛暑のおかげで、なにやら"秋"の旗色が悪い近年ですが、ここにきてやっと本領発揮! 新米が登場し、松茸や栗も出回って、デパ地下に行けば、どこもかしこも秋スイーツ。
でも、いつもの年より"おいしい秋"に勢いがないように感じるのは、ビリー軍曹の力でしょうか? ちなみに、今年の松茸の値段は高めで、国産のものは3〜4本で5万円にもなるとか。カップラーメンやタクシーなどの値上げで、消費生活もやや沈滞ムードですが、アタマもカラダもすっきりさせて、しっとりと秋の日を楽しみましょう。
+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「京の和雑貨」
┣ 印刷豆知識 「『働きマン』で知る出版用語」
┗ いまどきの流行りモノ 「フードマイレージ」
……………………………………………………………………………
◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第71回
今回は「京の和雑貨」
大型書店のガイドブック・コーナーに行って気がつくこと、それは、「京都のガイドブックがめちゃくちゃたくさんある」。
本当にすごい出版数なんです。そして街に出れば、若い女の子たちに「京の和雑貨」が大人気で、「京の和雑貨展」などのイベントは軒並み、大盛況だったとか。確かにカワイイんです。和の意匠やテイストを生かし、"レトロっぽさ"と"かわいらしさ"があって。こんな雑貨を持っていたら、"はんなり"とした気分にもなれそうです。
●[總屋] http://www.chiso.co.jp/onlineshop/
●[おはりばこ] http://www.oharibako.com/
●[クラフト忘我亭] http://www.bougatei.com/
……………………………………………………………………………
◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第71回
「『働きマン』で知る出版用語」
さて、前回までの校正の話に引き続き、今回も、出版界のお話を。
働く女性たちに元気を与えてくれると人気のコミック、安野モヨコの『働きマン』(『週刊モーニング』に連載中)。主人公の松方弘子(28才)の職場は、発行部数60万部の『週刊JIDAI』編集部。華やかな女性雑誌ではなく、男くさ〜い週刊誌の制作現場です。『働きマン』を読んでいると、週刊誌がどういうふうにつくられているのかが分かるかもしれません。
たとえば、こんな業界用語が出て来るのですが、皆さんはご存じでしたか?
【ゲラ】
現場でよく飛びかう「ゲラ(galley)」とは、「ゲラ刷」を略したもので、"校正刷"を指します。
本来、活字組版を置く"盆(箱)"に由来する言葉なのですが、コンピュータを使った組版となった今でも慣習で「ゲラ」と呼ばれます。
【校了】
出来上がった「ゲラ」をチェックするのが「校正」。これは、もう皆さんご存じですよね。
何度かの「校正」を完了し、赤字がひとつも入らない状態のことを校了と言います。作業としては、最後の「ゲラ(校正刷)」に、"校了"と朱書きして印刷会社に戻すこと。つまり、編集部の作業はここまで。ここから先は、「印刷」、できあがった雑誌を売る「営業」となります。
この"校了"をめざして、働きマンにならざるを得ない主人公を描いたストーリー、それが『働きマン』なのです。
ちなみに、この『働きマン』ですが、今日10日午後10時から、ドラマがスタート。主人公は管野美穂が、冷めた新人編集者を速水もこみちが演じるそうです。
……………………………………………………………………………
◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第69回
「フードマイレージ」
輸送システムとネット設備が拡充し、遠方からお取り寄せするのも、今やすっかりおなじみ。このメルマガでも、毎号"お取り寄せ"を紹介しているわけですが、環境のことを考えると、輸送に伴う二酸化炭素(CO2)の排出を増やしてしまっているわけなんですよね。
「フードマイレージ」という指標があります。直訳すると、「食料輸送距離」。食料は、トラックや船、飛行機で運ばれるので、輸送距離が長くなるほど、石油がたくさん使われ、CO2の排出が増えていくというわけ。そこで、この「フードマイレージ」を減らそう! という声が、大きくなっているのです。
たとえば、旬のフルーツを食べたいと思って、"山形の洋なし"を注文すれば、その数日後には自宅に配達されてくるけれど、空輸と陸送を使って届けられるまでには、その分のCO2を排出している。でも、"山形の洋なし"ではなく、近所の農園でつくられたみかんを買いに行けば、排出されるCO2はぐんと少なくなる。
簡単に言うと、「フードマイレージ」を減らすために、「地産地消(その地でとれた物をその地で消費する)」をしましょう、ということ。「フードマイレージ」を減らす。これは、「もったいない」に続く、エコライフの流行語になるかもしれません。
ちなみに環境省は、国民1人が家庭で排出するCO2の量を1日あたり6キロと算出。京都議定書の削減目標を達成するため、「1人1日CO2を1キロ減らそう」と呼びかけているそうです。 CO2の排出量なんて考えたことはなかったけれど、たとえばクルマを利用している人などは、それだけでかなりな排出。お取り寄せとカタログショッピングが大好きな人も、買い物の量に比例してフードマイレージもため込んでいることになります。
うーん。CO2の排出量は減らしたいけど、お取り寄せもしたい? そうですよねえ。私もそうです(笑)。そんな私たちだから、せめて《「フードマイレージ」を減らそう》という標語を、心にいつもとどめておくようにしましょう。
●[大地を守る会 フードマイレージ] http://www.food-mileage.com/
……………………………………………………………………………
◆◇プレゼント◇◆
「『クラフト忘我亭』のガマ口手付きポーチ」を1名さま
※何が届くか、お楽しみに。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。ご希望の方は、下記のURLからご応募ください。
http://www.streams.co.jp/data/mail.html
【締め切り:10月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。
メルマガについてのご感想もお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/
……………………………………………………………………………
_|_| 編集後記 _|_|
最近、漫画が原作のドラマが多いですね。
海外で「ドラゴンボール」も映画化されるとか!?
うーん。考えただけでも、つまらなそうだ…。
幼少の頃、カメハメ波を撃てると思っていた イケガメ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メール通信「ストリームス Magazine」】第71号
編集・発行「ストリームス Magazine」編集室
ご意見・ご感想はお気軽に、st@streams.co.jp までどうぞ。
配信申込・停止は、次のページから行ってください。
http://www.streams.co.jp/