ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2008/5/25発行 第86号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「バウハウスの印刷術」などの情報をお届けします。 □■
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一年間かけて、世界のサッカーファンが動向を見守ってきた「欧州CL(チャンピオンズ・リーグ)」に決着がつきました。今年の決勝はイングランド勢同士の対決となりましたが、PK戦の末、マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーを破って、9シーズンぶり3度目の優勝を果たしました。
自ら一点を献上したクリスチャーノ・ロナウドがPK戦ではずし、ファンはハラハラさせられたことでしょう。サッカーの「活躍した選手はPKをはずす」ことがよくあるのですが、これは本当に不思議。そしてドラマチック!
優勝したマンUは12月に日本で開催されるクラブW杯に出場することになります。12月はC・ロナウド君人気で沸きそうですね。
世界の最前線でがんばる日本の選手たちでは、松坂大輔が日本人初の開幕7連勝を決めたとか。だんだんと、メジャーリーガーの風格も出てきた感じのする松坂。今シーズンは期待できそうです。

+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「甘ずっぱ〜い郷土寿司」
┣ 印刷豆知識 「バウハウスの印刷術」
┗ いまどきの流行りモノ 「シトルリン」

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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第86回
今回は「甘ずっぱ〜い郷土寿司」

おだやかな陽気のつづく5月。今回はそんな陽気にぴったりな素朴な逸品を紹介します。
素朴な郷土寿司には、その土地土地の滋味がしみこんでいるようで、お取り寄せのありがたみもひとしお。そういえば5月は、母の日のある月なのでした。お母さんの味に思いをはせて、郷土寿司をほおばってみたら、お寿司がいっそう甘酸っぱくなるかもしれません。

●[富山 鱒のすし] http://www.takayoshi-masuzushi.com/
●[岡山 延代ずし] http://nobedai.co.jp/
●[高知 清水サバ姿寿司] http://www.o-mine.com/
●[愛媛 瀬戸の押寿司] http://www4.ocn.ne.jp/~futabab/

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第86回

「バウハウスの印刷術」

5月のさわやかな風に誘われて、上野の森を散歩してみるのはいかがですか?
いま、東京藝術大学大学美術館では、「バウハウス・デッサウ展」を開催中です。

「バウハウス」というのは、1919年に建築家グロピウスによって創立されたドイツの美術学校。ドイツ語で「建築の家」を意味し、近代の建築、工業デザイン、グラフィック・アート、舞台装飾に大きな影響を与えています。
19世紀イギリスのウィリアム・モリスが提唱した「アーツ・アンド・クラフツ運動」の理念にもとづいて創設したもので、簡単に書くと、「生活にアートを取り込もう」「生活は芸術だ」ということになるでしょうか。「バウハウス」が画期的だった点は、「美的」でありながら「技術的」にもすぐれたデザインをめざそうとした点にあります。
彫刻、絵画、建築のほかに、工芸、印刷美術、広告、工業デザインなどのクラスがもうけられ、「印刷美術」の分野でも多くの素晴らしい作品を残しています。
スイスの画家パウル・クレー、ロシアの画家カンディンスキー、アメリカの画家ファイニンガー、ドイツの画家シュレンマー、ハンガリーの造形家モホリ・ナギなど、著名な画家や建築家が教授として活動していました。「学校」自体が「芸術活動」であったのですね。
1932年にはナチスの弾圧によってベルリンへ移転、さらには33年、閉鎖させられてしまいますが、バウハウスの理念はすでに世界に知れわたり、バウハウスの教えはアメリカの建築・美術界で主流となり、継承され、広く現代に浸透しているというわけです。

「バウハウス・デッサウ展」の展示品のなかには、オフセット印刷されたポスターや、デザインの授業で使われた教材など、「印刷術」という視点から見ても興味深いものばかり。
当時のオフセット印刷の技術も見ることができ、現在の印刷の進歩の跡を感じます。印刷技術は今より劣ってはいるものの、シンプルで力強い、「バウハウスだ」としかいえない素晴らしいデザインで、圧倒されてしまうのですが…。

「美的」でありながら「技術的」にもすぐれたデザイン…。「バウハウス」が提唱したものは今も古びることがありません。そんなことを考えながら展示品を見てみると、「印刷物」に対する視点も、少し変わってくるかもしれませんね。

●[バウハウス・デッサウ展 〜7/21(月・祝)] http://www.bauhaus-dessau.jp/

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第84回

「シトルリン」

「シトルリン」が注目されています。
「シトルリン」とは、1930年に日本でスイカから発見された新機能性成分のこと。スイカ、ゴーヤ、きゅうりといったウリ科野菜に多く含まれるアミノ酸の一種です。
一体どんな働きをするのかというと…血管を広げて血流量を増やす働きをもつ"一酸化窒素(NO)の生成を高める"効果があり、血流をよくすることによって、《新陳代謝の向上、疲労回復、冷え症やむくみの改善、肌に与える効果》などが期待できるらしいのですね。さらに、肝臓内でアンモニアを解毒させる機能で重要な役割を担っているのだとか。
なるほど、食べたあとさっぱりするのは、味だけではなくて、体内もすっきりさけているということなのかも。そうきくと俄然、スイカ、ゴーヤ、きゅうりといった野菜たちがいとしく思えてきます。

というわけで最近では、アサヒ飲料から清涼飲料水「アサヒ シトルリンウォーター」、資生堂薬品から女性向け機能性ドリンク「シトルリン サイクルエナジー」、ロッテからはチューインガム「シトルリンガム」と、シトルリンを配合した新商品が続々とフード・マーケットに参入。新宿サザンテラスには、1カ月間限定(5月31日まで)で『シトルリン すいか Cafe』がオープンしているのだとか。
そろそろスイカも出回る季節。この夏は、緑がラッキーカラーになりそうです。

●[シトルリン 代謝向上研究会] http://www.citrulline.jp/

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◆◇プレゼント◇◆

「【北海道・釧路発】こだわり笹すし2種類(サンマ・紅鮭)セット」を2名さま

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。ご希望の方は、下記のURLからご応募ください。
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【締め切り:6月7日】
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_|_| 編集後記 _|_|

いわゆる「寿司屋」の敷居は、どうしてあんなに高くなったんでしょうね…江戸の頃はファーストフードだったのに!
でも、家族もちとしては「回転ずし」が主流かな(笑)

子供のころ土産のオリヅメが大好きだった 渡会
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第86号

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