┃ストリームス Magazine┃ 2009/9/25発行 第119号
「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「フルーツデザート」などの情報をお届けします。 □■
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初めて9月に出現したシルバーウイークも終わってしまいました。高速道路はやはり混雑したようですが、過ごしやすい秋にまとまったお休みがあるのはなかなかよいものですね。
東京での今いちばんの注目スポットというと、ストリームスからも近い、文京区音羽にある「鳩山会館」でしょう。
民主党の鳩山由紀夫首相の祖父、鳩山一郎元首相が85年前に建設した邸宅で、数々の政治の舞台となり、首相自身も大学時代まで過ごした屋敷の見学者が急増しているとか。
鳩をモチーフにしたステンドグラス、広い庭園を抱く建物は、ため息ものの豪華さだそうです。秋の社会科見学にもぴったりですね。
●[鳩山会館] http://www.hatoyamakaikan.com/
+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「フルーツデザート」
┣ 印刷豆知識 「フォトマスク」
┗ いまどきの流行りモノ 「宇宙エレベーター」
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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第119回
今回は「フルーツデザート」
秋の味覚といえば、フルーツ。旬の時季に新鮮なものを、新鮮なうちにそのまま食べるのがもっともおいしい食べ方ですが、フルーツそのもののジューシーさを生かしたデザートも、また違った味わい。
ひんやりおいしい人気のフルーツデザートを集めてみました。
●[アトリエ やまこ/ラフランスのコンポートジュレ] http://yamako.ocnk.net/product/116
●[シャンドマルス ヤマギシ/オレンジシャーベット] http://www.orange-yamagishi.com/pickup.html
●[苺アイス] http://store.shopping.yahoo.co.jp/bishokucircle/sy-meis-0001.html
●[桃太郎ぶどうの大福] http://koike4.jp/SHOP/41884/45324/list.html
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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第119回
「フォトマスク」
前回は、ブラウン管や最先端の薄型液晶ディスプレイにも、印刷技術が使われているというお話をしましたが、今回も、さまざまな分野に生かされている印刷技術をご紹介しましょう。
「フォトマスク」という単語を見たり聞いたりしたことはあるでしょうか。
これは、半導体ICを製作するための回路パターンの写真原版のこと。表面の遮光膜にごく微細な回路パターンがエッチングされた透明なガラス板で、回路をシリコンウェハに焼き付けるときの、ネガ(原版)に当たります。
1つの半導体の製造過程で、配線層や部品層といった異なる画像を写すために、数枚から数十枚のフォトマスクが使用されますが、1枚ごとに露光して焼付け、エッチング処理を施し作成されます。
製造方法はこんな流れ。
【遮光膜形成】フォトマスクの基板となるのは、高い精度で研磨された合成石英ガラス。石英ガラスを使用するのは、通常のガラスに比べ、熱膨張に強く、紫外線の透過率も優れているから。
このガラス基板上にクロム原子を蒸着させ、厚さ数10ナノメートル程度の遮光膜を形成します。
【描画】この状態のガラス基板(フォトマスクブランクスと呼びます)の表面に、感光性樹脂(レジスト)を均一に塗布し、電子ビームを用いて回路パターンを描画。レーザーによる描画方法もありますが、電子ビームのほうが解像度が高いそうです。
【現像】現像、洗浄、乾燥、ポストベーク、ディスカムというパターン現像と呼ばれる一連の工程を行うことで、電子ビームで露光された感光性樹脂を除去。この工程までではパターンに応じたレジスト膜が付けられただけ。
【エッチング】ブランクス上にプラズマを浴びせ、薬液の浸透性を高め、現像工程でレジストが除去されクロム遮光膜が露出した部分を反応性ガスによる化学反応(ドライエッチング)により加工し、取り除きます。
【感光性樹脂除去】パターンエッチング後に、洗浄して感光性樹脂を除去し、乾燥させ、パターン形成工程が完了。
【検査】最後に寸法検査・欠陥検査など、いくつもの厳しい検査を経てフォトマスクが完成。
半導体上には、機械加工では不可能な精緻なパターンを描くために、原寸の数百倍の大きさに拡大した回路パターンのフォトマスクを作成。
これを、「フォトリソグラフ」と呼ばれる光学的な転写の写真製版技術を用いてシリコンウェハに縮小して転写していくのです。
この工程をフォトマスクの枚数分繰り返し、複雑な立体構造をつくりあげたものが、半導体チップとなります。
今では、なくてはならない半導体。印刷技術が使われていなければ、コンピュータは巨大なままだったかも知れませんね。
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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第117回
「宇宙エレベーター」
「宇宙エレベーター」とは、1960年、旧ソ連の科学者アルツターノフが「電車で宇宙へ」という構想を発表、その後『2001年宇宙の旅』で知られているSF作家アーサー・C・クラークが1979年に出版した『楽園の泉』で取り上げられ、知られるようになりました。
文字どおり、地上と宇宙をつなぐエレベーターで、この「夢の技術」だった構想が、近年の技術発展によって、理論的には十分実現可能なもので、手の届く域に到達しつつあります。
原理はとてもシンプル。
人工衛星は、地球の重力で下(内側)へ引っ張られている力と、遠心力で上(外側)に飛び出そうとする力が一致して釣り合っているため、高度を維持して周回し続けています。
このうち赤道上を周る人工衛星は、地球の自転と同じ周期で周回しているので、天の一点に静止しているような位置にあるため、「静止衛星」と呼ばれます。
この静止衛星から、地上へ向けてケーブルを垂らしたら…ケーブルを吊り下げた分、衛星の地球に向いている側がやや重くなり、徐々に地球の重力に引かれて落下してしまいます。
そこで、反対側にもケーブルを伸ばしてバランスをとれば、衛星は高度を維持して回り続けられます。このケーブルを、バランスをとりながら伸ばしていくと、下へ伸ばしたケーブルはやがて地上に到達し、地上と宇宙を結ぶ長大な1本の紐になります。
これに昇降機を取り付け、人や物資を輸送できるようにしたものが宇宙エレベーターなのです。
科学者やSFファンの間では古くから知られていましたが、宇宙から地上へ吊り下ろせる強度のケーブル素材など、技術上の問題から夢物語にとどまっていました。しかし1991年、この条件に応えられる素材「カーボンナノチューブ」が日本で発見。
これを機に宇宙エレベーターの議論が加速され、多様で具体的な建造計画が提案されているのです。
建築方法や建築費の問題など、まだまだ課題はたくさんありますが、エレベーターで惑星間を移動できるようになる日は、それほど遠いことではないかもしれません。
●[日本宇宙エレベーター協会(JSEA)]http://jsea.jp/ja/
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_|_| 編集後記 _|_|
SFの世界でいえば、今頃はディスカバリー号が木星に向かって出発済で、アトムが活躍しているころなのだが…
現実ではまだ『宇宙』は、スペシャリストの領域。エレベーターができたら、私ら一般人でも気軽に宇宙にいけるのかな?
子供のころは、宇宙観光旅行が可能だと思ってた渡会
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第119号
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