ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2012/4/10発行 第180号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「花のズボラ飯」などの情報をお届けします。 □■

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満開のサクラが咲き誇るなか、新入学の子供たち、新社会人になった若い大人たち。
4月はやはり、新しいスタートの月ですね。

大震災の被害を受けた東北地方も、桜の開花を待っています。
今年は東北の桜見物ツアーも、おととしの20%増なのだとか。
震災直後だった去年の4月、大きな被害を受けた宮城県女川町(おながわちょう)では、浸水した地域に残った1本の桜が、奇跡的に3輪の花を咲かせました。
女川町では、町の有志が「桜守りの会」を結成して木の手入れを続け、仮設商店街の一角でこの桜の木から出た新芽を接ぎ木をして育てたり、10万本の桜を植樹する計画を立てているそうです。

宮城県での桜の開花予想は今月中旬以降。
どうか、希望の花がたくさん咲きますように…。

●[女川 桜守りの会]
http://blog.goo.ne.jp/snfkin1984

+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「べんり文房具」
┣ 印刷豆知識 「書体のデジタル化」
┗ いまどきの流行りモノ 「花のズボラ飯」

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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第180回
今回は「べんり文房具」

春になると、文房具屋さんに行って、新しい文房具を買ってみたくなります。子供の頃に感じた「新学期」のざわざわ感がそんな気分にさせるのでしょうか? スマホやタブレットPCがあれば事足りてしまいそうですが、おもちゃみたいにかわいい文房具たち、紹介します。

●[フリクションボール3(パイロット)]
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionball3/
●[ブックストッパー]
http://www.amazon.co.jp/dp/4902756064/ref=cm_sw_r_tw_dp_VpOGpb01DNN53
●[デコレーションテープ デコラッシュ]
http://item.rakuten.co.jp/bungu-s/10007333/

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第180回

「書体のデジタル化」

これまで3回にわたって、欧文書体の歴史を追いながら、フォントのなりたちを見てきましたが、日本の文字はどうだったのでしょう。

日本の文字印刷が、ダイナミックな変化を遂げたのは、1980年代の10年間であるといわれています。長く続いた活版印刷の時代は、1970年代に入って終わり、メインストリームは「写植(写真植字)」となっていました。そして80年代に入ると、印刷工程に「プリプレス」という概念が登場します。紙に印刷をする行程(プリプレス)と、その前の版をつくる行程に大きく分かれていったのです。

70年代半ばに登場したスティーブ・ジョブズらによって創業されたアップルコンピュータのシステムは、画像の処理にすぐれ、DTPという概念を打ち出し、デジタルフォントも豊富だったことから、80年代半ばにはデザイナーに使われるようになっていきました。
ここで、データ化された「デジタルフォント」をどう作るかという問題が出てきました。これまで使われていた書体は、「活字」にしても「写植の書体」にしてもアナログなので、コンピュータで扱える「デジタルフォント」にしなくてはなりません。
80年代には、デジタル・フォント作成の支援ソフトが登場し、デジタル化された書体は、コンピュータ・ソフトを使って、書体のウエイト(太さ)を自由に変えて、フォントファミリーを作り出すことが可能になっていました。このシステムによって大日本スクリーン製造、ニイス、フォントワークス、字遊工房のようなフォント・ベンダーによって、「ヒラギノ明朝体」や「ヒラギノ角ゴシック体」のようなデジタルフォントが誕生したのです。

しかし、それまで使われていた「写植」の美しい書体は、すぐにはデジタル化されませんでした。最大手の写植メーカーであった写研が、自社の機器以外での出力使用を認めなかったからです。欧米では、長い時代をかけて磨かれていった膨大な書体の大部分はデジタル化されていますが、日本の印刷業界は、デジタル化によって多くの美しい文字を失ったのです。

1980年代後半になると、写植メーカーのモリサワが、いよいよ新しいデジタルフォントを発表します。これにより、印刷のコンピュータ化は加速度的に進んでいきました。現在では、多くのフォント・スタジオにより、バリエーション豊富なデジタルフォントが多数作られています。しかし、欧文書体のクラシックスのような格調高い書体を数多くもつ写研の書体を望む声は、とぎれることはなかったと思います。

そんななか、2011年の国際ブックフェアで、写研が自社ブースを出し《このたび、これまでご評価いただきましたフォントを広く社会にお役立ていただくために、写研フォント開放の試みを始めます》という、社長のメッセージが掲載されました。どうやら、それほど遅くはない未来に、写研の美しい書体をデジタルでも使える日が来そうです。

次回は、日本の代表的な書体をご紹介したいと思います。

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第178回

「花のズボラ飯」

グルメ本やグルメマンガは数あれど、ここまでヨゴレな料理マンガはあったでしょうか(笑)。
じわじわと人気だったコミック『花のズボラ飯』(久住昌之/原作、水沢悦子/ 著、秋田書店/刊)が、大ブレイク中です。

宝島社発行の『このマンガがすごい!2012』オンナ編で第1位を獲得したのがきっかけなのですが、なにしろ、主人公の駒沢花さんが、あきれてしまうほどに「ズボラ」。
単身赴任の夫の帰りを待つ30歳のズボラ主婦、花さんが、ズボラ生活のなかで(何度も連呼して申し訳ないです)、冷蔵庫のなかにある余り物で、簡単アレンジでズボラ料理を作ってしまうという、それだけの設定。

鮭フレーク缶を載せてトーストにしたり、コンビニおにぎりをそのままお茶漬けにしたり…。TV番組で話題になった「ちょい足しメニュー」感覚の、チープな料理ばかり。「おいしいわけがない」と思いますよね。でもそれが、なかなかどうして、「ズボラなのにおいしい」らしいのです。
それもそのはず、原作者は、『孤独のグルメ』(作画:谷口ジロー)や『かっこいいスキヤキ』(原作を担当)でも知られる久住昌之。ズボラならではのこだわりが、多くの人の共感を呼んでいるのだと思われます。

この『花のズボラ飯』。現在2巻が発売中。グルメ本『花のズボラ飯 うんま〜いレシピ』も発売されています。電子ブックサイト「漫画全巻ドットコム」では、試し読みができたり、AndroidやiPhone では、無料版のアプリも出ているようです。

まずはお試しして、ズボラ飯にトライしてください。ハマってしまうのがこわそうですが(笑)。

●[花のズボラ飯 試し読み](漫画全巻ドットコム)
http://www.mangazenkan.com/viewer/49530.html

●[花のズボラ飯 うんま〜いレシピ  無料のLite版(試読版)]Android
http://app.oricon.co.jp/app/917183/apptop/

●[花のズボラ飯 うんま〜いレシピ  無料のLite版(試読版)]iPhone/iPad
http://www.appbank.net/2012/03/10/iphone-application/382148.php

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◆◇プレゼント◇◆
「ブックストッパー」を1名様

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
プレゼントのご応募は下記URLより直接お申し込みください。
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【締め切り:4月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想もお待ちしております。
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◆◇プロモーションツールのご案内◆◇

ストリームスでは、皆様のイメージを形にするために、クリエイティブの領域を広げていきます。
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_|_| 編集後記 _|_|

やっと暖かくなってきました。
桜も満開のようですね。
今年は花見できるのかな〜。

去年は花見会場でピザを頼んでみたイケガメ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第180号

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