ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2012/6/11発行 第184号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「こびとづかん」などの情報をお届けします。 □■

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6/11は、「かさの日」です。

傘というと雨傘を思い浮かべますが、傘のルーツとされる13世紀イタリアで作られた開閉式の傘は、日傘でした。
イタリア〜スペイン〜ポルトガル〜フランスと伝わっていった日傘は、フランスの印象派の画家たちの絵にも描かれています。クロード・モネの『散歩、日傘をさす女性』(1875年)がその代表格。
日傘は、この時代の高貴な女性たちにとって、外を歩くときのエレガントなドレスコードでもあったようです。

6/9に東北地方南部まで梅雨入りし、いよいよ日本列島は長雨のシーズンとなりました。
例年通りだと明けるのは7/21頃。しばらくは傘のお世話になる日が続きそうです。

+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「名画コレクション」
┣ 印刷豆知識 第182回 「輪転式印刷機の登場」
┗ いまどきの流行りモノ 「こびとづかん」

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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第184回
今回は「名画コレクション」

雨の季節には、雨の季節の楽しみがあります。あじさいの花を楽しんだり、雨にぬれた庭園も美しいもの。モネやルノワールなどの印象派の絵を日本人が好むのは、日本的な色彩が描き込まれているからでしょうか。
ミュージアムショップにも、名画のグッズがたくさんあります。モネの美しい雨傘を持ったら、雨の日のお出かけも楽しくなるかもしれません。

●[長傘:グスタフ・クリムト」]
http://museum-shop.jp/?pid=8141584
●[エコバック/ルノワール]
http://museum-shop.jp/?pid=16506736
●[クリアファイル(モネ・日傘の女)]
http://www.taikyo-s.co.jp/webshop/html/products/detail.php?product_id=248

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第182回

「輪転式印刷機の登場」

前回の印刷豆知識で、世界遺産にも認定された、ベルギーのアントワープにある「プランタン=モレトゥス印刷博物館」にある世界最古の印刷機についてお話をしました。今回は、その続きです。

グーテンベルグ(1440年頃)が発明した印刷機は、ぶどう搾り機から着想したもので、木製手引きの印刷機でした。加圧(プレス)をすることで、紙にインクを移転するもので、この原理は現在でも変わっていません。
しかし、この加圧(プレス)のシステムに改良が加えられ、印刷は、「量」と「スピード」を手に入れることになります。

グーテンベルグの時代の活版印刷機は、平らな盤面と平らな圧盤によって印刷をする「平圧方式」でした。この方式は、以後、400年もの間使われることになります。

1798年にイギリス・スタンホーププレスが総鉄製の印刷機を制作。これは、テコの力を使って加圧するもので、毎時250〜300枚もの印刷が可能になりました。

人々の「読みたい・知りたい」という欲求も高まってきます。19世紀初のヨーロッバは、ナポレオンが戦争を始めた頃。
イギリスでは、新聞の読者が急増し、毎時250枚ほどの印刷能力だった平圧方式の印刷機(スタンホープ印刷機)では間に合わず、高い生産性をもつ、高度な印刷機が求められるようになりました。

そんな時代――1814年に、ドイツ・フリードリッヒ・ケーニッヒが、機械技師アンドレアス・バウアーの協力を得て、「円圧式印刷機」を完成します。生産力を高めたのは、蒸気機関の導入による動力化でした。
この導入により、それまでは24人のブレスマンが12時間かけて印刷していた量を、わずか30分で印刷してしまったといいます。1769年にイギリスのジェームズ・ワットが発明した蒸気機関が印刷を大きく変えたのです。

その後も、「円圧式印刷機」は改良が重ねられていきますが、一回印刷するたびに回転が止まる、この方式に替わる、さらに高速の印刷機が求められるようになります。そうして生まれたのが、連続印刷が可能となる「輪転式印刷機」でした。
その輪転式の活版印刷機を発明したのは、アメリカの印刷機製作会社アール・ホー。1846年のことでした。

次回は、「ウェブ時代の豆知識 」をお届けします。

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第181回

「こびとづかん」

はじまりは、『こびとづかん』という一冊の絵本でした。
「ある朝、草むらの中から飼い犬のガルシアが変なものを見つけてきた。ヘビの抜け殻みたいな、まるで小さな全身タイツのようなもの…」
「じぃじ」からかりた「こびとづかん」を頼りに、少年が好奇心と命の大切さを学ぶという、子ども向けの物語なのですが……。

とにかく、こびとが"キモかわいい"のです。最近ブームのゆるキャラとちょっと違うのは、「こびと」たちがよく作り込まれていること。
設定や、姿かたちなど、"キモかわいい"としかいえないのですが、『こびとづかん』絵本のあとも、『みんなのこびと』『こびと大百科』『こびと観察入門(1)』『POST CARD BOOK』『たのしい こびとはがき』と、続々と発行。
発売累計171万部を超えるシリーズとなっています。
絵本だけではありません。カバヤの食玩シリーズや、iPhoneアプリなど、気がつくとまわりには、こびとがいっぱい。ぜひ、探してみてください。ニンテンドー3DS版は7/26発売だそうです。

●[こびとづかんへようこそ]
http://kobito-dukan.com/
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◆◇プレゼント◇◆
「エコバック/ルノワール」を1名様

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
プレゼントのご応募は下記URLより直接お申し込みください。
http://www.streams.co.jp/present/

【締め切り:6月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想もお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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ストリームスでは、皆様のイメージを形にするために、クリエイティブの領域を広げていきます。
バナーやタペストリー、大判プリントの制作に対応できるようになりました。
詳細は弊社ホームページにてご確認下さい。
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_|_| 編集後記 _|_|

普段あまり物を創ったりしない方々も雨の季節は何かを創作してみると心と感性が豊かになる気がします。
モネやルノワールとはいかなくても何かを観て絵を描いてみるということは普段見えていないような季節の変化や花などにも興味が向いたりもします。
雨は物作りのチャンスです!

といっても雨じゃなくても1年中家に籠っている佐々木
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第184号

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