2021.03.26
新型コロナウイルスの感染リスクが高いといわれる現金決済を避けてキャッシュレス決済を利用する人が増えているそうです。
昨年11月に引っ越すまで、近所のスーパーが現金しか利用できなかったのですが、引っ越し先では近所のスーパーで電子マネーが利用できることもあり、私もキャッシュレス決済デビューをしました。
いざ電子マネーを使いはじめてみると、決済をするだけでポイントが自動で貯められる、家計簿アプリと連動させれば毎月の利用額を管理できるなど、予想外に便利でした。
一方、つい先日も私が利用している電子マネーに関する情報流出のニュースが出るなど不安要素もあります。
決済手段が多すぎるのも問題です。近所に2軒あるスーパーはそれぞれ利用できる決済方法が異なります。1軒のスーパーで利用する電子マネーはアプリが私のスマートフォンで非対応のためカードを持ち歩かなければなりません。
また、よく利用する個人経営のパン屋はキャッシュレス決済に対応していません。パン屋に限らず駅前の商店街ではキャッシュレス決済に対応していない店舗がまだまだ少なくありません。
日本でキャッシュレス決済が普及しない理由として挙げられる、①セキュリティに不安がある、 ②決済手段が多すぎる、 ③利用できる店舗が少ないという3点を実感しています。
現金を持ち歩かずに生活できるようになるまで、今しばらく時間がかかりそうです 。
2020.10.12
ステイホーム中のため、週末はストリーミングサービスを利用して映画やドラマを観る機会が増えました。
特によく観るのはホラー映画です。
怖い映画はいろいろありますが、これまで観たなかで最も怖かったのは『残穢―住んではいけない部屋』です。
原作はホラー小説家としても有名な小野不由美さん。
『残穢』は、小説家の《私》を主人公とした実話怪談の体裁をとっています。
ネタバレにならない程度にストーリーを簡単にご説明します。
「怖い話」を募集している《私》の元に、ある女子大生から「一人暮らししているマンションで異音がする」という手紙が届きます。
女子大生は、事故物件を疑ったのですが、そうした事実はありません。しかし調べていくうちに、彼女の前の居住者もやはり「マンションで異音がする」という話を《私》のもとに送っていて、さらにマンションを引っ越した後に縊死していたことが判明します。
マンションそのものではなくマンションが建つその土地に何かあるのではないかと疑った女子大生と《私》がどんどん年代を遡って調べていくと、その土地で起こった事件や自殺に奇妙なつながりが見えてきて、女子大生や《私》の周囲でもおかしな出来事が次々と起こっていきます。
『残穢』は、幽霊に追いかけられたり、ポルターガイストが起こったりするホラー映画ではありません。異音や声が聞こえたり、人によっては幽霊らしきものを見たりもするのですが、それも気のせいであったり、幻覚・幻聴で片付けられてしまいかねない話ばかりです。
タイトルが示すように、『残穢』は土地や物に残された「穢れ」がさまざまな災いを引き起こしていく物語です。しかし、今自分が住んでいるその土地に、30年前50年前に誰が住んでいたのか知らないことはさほど珍しくないですし、人が一人も死んでいない土地などありえないでしょう。だから『残穢』は、いつ自分が「穢れ」に触れてもおかしくないのだという、じわじわとした恐怖を感じるのです。
ねっとりした、肌にまとわりつくような恐怖を感じさせるところが、実に邦画らしいホラー映画だと思います。
本文とは関係ありませんが、お気に入りの富士山を。
2020.04.22
いつも通っているパン屋さんの近くに、願い事が叶うパワースポットとしてマニアには知られているという小野照崎神社があります。
小野照崎神社がパワースポットとして知られるようになったのは、映画「寅さん」の主演・渥美清さんのエピソードによってです。
無名時代の渥美さんはたいへんなヘビースモーカーだったそうですが、小野照崎神社で「禁煙するから、大きな役をください」と願掛けをされました。その直後、寅さんの役を得て、渥美さんは国民的な大スターになりました。
渥美清さんは亡くなられるまで、誓いを守り、禁煙を続けられたのだそうです。
一方、若い芸人さんがやはり願掛けをして大きな仕事を得ることができたのに、誓いをやぶりたばこを吸ったところ、せっかく得た仕事をすべて失ってしまったという都市伝説も、まことしやかに伝わっております。
小野照崎神社の近くにはパンケーキがおいしいカフェもあります。
緊急事態宣言発令中は外出もままなりませんが、落ち着きましたら、お近くにお越しの際にでもよろしければお立ち寄りください。