2018.07.09
バングラデシュを旅した2001年当時、まだ地球の歩き方は刊行されておらず、旅行者も極端に少なく、情報が貧弱でした。
インドから陸路で国境を越え、夜行バスで首都のダッカに到着。
数日後、船で1泊2日、バングラ第3の都市クルナに到着した時は夜中の12時頃。バングラ屈指の大きな町だが、地図が無い!安宿情報も無い!ということで、数人だけいたリキシャマンに安宿を案内させることに。真っ暗!人が歩いていない!オールシャッター!自力で宿探しは無理!かなり走って宿に到着。1泊100円程度だったので、迷わず投宿。
翌朝、日帰りで世界遺産観光、外国人誰もおらず。というか、旅行者俺一人じゃないか!リキシャと渡し舟とバス移動。泊まっている宿がどこにあるのか分からないので、アドレスカードを貰って出かけた。お陰で無事戻って来られたが、結局、今でも自分がどこに居たのか分からない。そもそも町の全体像からして知らない。
地球の歩き方もスマホもある現在では考えられない状況である。
旅を楽しむということでは、どちらが良いのだろう?
2018.02.26
もう2ヶ月ほど経ちますが、冬休み旅行はメキシコに行ってきました。
1年前からANAがメキシコシティに直行便をデイリー運行開始したので、とても便利になりました。
復路は14時間30分かかりますが。。。
今回も特典発券したので、全旅費は5万円以内で済みました。
初日はホテルに夕方着いたので、中心部を夜まで散策だけして屋台のタコスを食べて終了。
2日目(大晦日)は、地下鉄で東バスターミナルの最寄り駅まで行き、長距離バスで世界遺産の街プエブラに日帰りで行ってきました。なかなか雰囲気の良い街で、歩くのが楽しい。
ランチは有名人気店でモーレ・ポブラーノというチョコレート等を原料とする黒いソースが掛かった鶏肉料理(写真)を食べてみました。
名物なので取りあえず食べたのですが、予想以上に不味い。
ソースの味が?なのはまだしも、鶏肉がパサパサでノドを通らない。半分食べるのがやっと。 泣きながらメキシコシティに逃げ帰りました。
3日目(元日)は、この旅のメインイベントである世界遺産テオティワカンの観光です。
地下鉄で北バスターミナルの最寄り駅まで行き、遺跡の前を通るバスに乗って行きます。
ここの「太陽のピラミッド」は世界で3番目に高く、頂上まで登れる世界一高いピラミッドです。
「月のピラミッド」も1年ほど前までは頂上まで登れましたが、観光客が転落死してからは途中までしか登れません。「太陽のピラミッド」もいつか禁止になるかもしれません。その前に来たかったのです。ギザのピラミッドも昔は登れた。頂上からの眺めは素晴らしく、来た甲斐がありました。
ランチはサボテンステーキを食べました。
単語が分からなかったので、ペンを借りてナプキンに絵を描きました。しかし、相手の若造には伝わらず。マジか。。助っ人のおじさんに見せるとピンと来たらしく手招きする。
一緒に裏手に出ると遠くを指差している。そう、それ、ウチワサボテン!
チーズと上手くマッチして美味しかったです。
帰りは「この道で待っていればバスが通る」とのこと。バス停というものは存在せず。
しばらくしてやって来たバスに手を挙げて停めると、メキシコシティに戻るバスでした。
最終日は、市内の遺跡、宮殿、博物館等を観光。
人類学博物館前の公園ベンチで昼食を食べていると、どこかから笛の音が。
見ると民族衣装を着た人とポールが。これはボラドーレスではないか!
4人の男が命綱無しで20Mくらいのポールを登り、
足にロープを巻いて逆さ吊りで回転しながら徐々に下りてくるという伝統儀式。
これ、TVで何度か見たけど現場を見たかったので超ラッキー!
笛を吹いている人はてっぺんで立ち上がり、なんと、太鼓を叩きながら360度その場でゆっくり回転。
転落死するだろ、普通。。。回転しながら下りている間も笛と太鼓を叩き続けるタフさ。気絶するだろ、普通。。。とにかく凄かった。
夜中に日本へ向けて出発。期間は短かったけど、充実した旅行でした。
2017.10.11
今年の夏休みはドイツとオーストリアに行ってきました。
1ヶ月半前の特典航空券発券だったので、唯一空席があったデュッセルドルフから入国して、そのままケルンへ移動。ケルン大聖堂は流石に圧巻でした。
2日目は電車でライン川沿いの小さな町バッハラッハへ。
ライン下りツアーだと相手にもされない町だけど、間違いなく最も素敵な町だと思う。山上の古城からの眺めも素晴らしい。再び電車に乗ってマインツへ。ここもライン下りツアーから外される町だが、シャガール作のステンドグラスで囲まれた教会は必見。今日は激しく移動。再び電車に乗って本日の最終目的地ハイデルベルクへ。2箇所ある高台の写真スポット両方に行ったので、ヘトヘト。9時過ぎまで明るいのも諸刃の剣。。
3日目は、フランクフルトをさっと観光してからロマンティック街道の始点ヴュルツブルクへ。宮殿が素晴らしかったけど写真撮影禁止なのが残念。そして、次はいよいよその時が来ました。最も行きたかった真打ローテンブルク!これはヤバイ、ヤバ過ぎる!1本の路地も見逃さないぞとばかり歩き回る。歩く歩く。。疲れた。
4日目は、バスでデュンケルスビュールを観光してからネルトリンゲンへ、ここは円形の城壁が完全に残っている貴重な町。1周1時間かかりました。今日は休憩。
5日目は、ドナウヴェルトを観光してからアウグスブルクへ、ここの市庁舎の黄金の間は圧巻。次のミュンヘンでホテルにチャックインしてからニュルンベルクへ。
6日目は、全工程を自力で日帰りするのは不可能なので、現地発ツアーを利用。
ノイシュバンシュタイン城などを見て回りました。今日は雨。。
7日目は、日帰りでオーストリアのザルツブルクへ。下右はモーツァルトの生家。
8日目は、ミュンヘンを観光して帰国の途へ。南ドイツは本当に魅力的だ!
2017.06.12
2週間前の5/28に行われた今年のダービーは、我がPOG馬のレイデオロが優勝しました。ディープインパクト以来3頭目の制覇です。
今回は何と言ってもルメールの好騎乗が光りました。
1000メートル通過が1分3秒台のスローの流れで、いつもの後方のポジション。こういう場合、レース後に「スローは分かっていたが動くに動けなかった」というコメントをよく聞きます。馬が動けない場合もありますが、大舞台で人気馬に乗っている騎手の心理にも起因します。上がって行っても直線で伸びないこともよくあり、着外にでもなれば無謀な騎乗と非難されかねないだけに。。しかし、今日のルメールは腹が据わっていた。一気に前へ押し上げて場内がどよめく。ただ、レイデオロも落ち着いていて、番手でピタッと折り合う。そして、府中の長い直線へ。この馬は手応え通りに反応し、直線半ばで勝利を確信する。レースの上りが33.8秒、これでは後ろから差すことは出来ない。最初にレイデオロが居たポジションの直後を走り続けた1番人気アドミラブルは最速の33.3秒で上がったが3着まで。計算上、32.9秒以内で上がらないと勝てないわけで、そりゃ無理だ。
さて、レイデオロの父はキングカメハメハ。自分に初めてダービー制覇をプレゼントしてくれたPOG馬である。その子でダービーを勝てたのが嬉しい。気が早いが、早く種牡馬になって欲しい。母父がシンボリクリスエスなのでSSの血が入っておらず、これから大量に出現する良血ディープ牝馬と交配できる。ノーザンF生産なのでバックアップも完璧。昨年オークスを勝ったシンハライトとの子供を指名してクラシックを勝つのが夢だ。そうすれば、父、父父、母、母父の全てが自分のクラシック優勝POG馬という究極の勝利となる。POGを始めて25年。さあ、今度の日曜は26回目のドラフト会議だ!
2017.02.06
年末休みにキューバへ行ってきました。
10年前から今年こそと思っているうちに、まさかのアメリカとの雪解け。
昔は知る人ぞ知る穴場だったのに、今は人気急上昇。
両替は長蛇の列。キューバは最後の社会主義国らしく、昔の中国の様に2通貨制度を取っています。外貨兌換券であるCUCと国民用のCUPで、1CUC=24CUP。
豚を運んでました。昼飯は庶民用の立ち食い屋でフライドライスにベーコンをトッピングしてみました。左の豚ではありません。入れ物は厚紙で、蓋を千切ってスプーン代わりにします。写真は千切った後です。確実に変化してきていて外国人用レストランでは感じないけど、庶民用はまだまだ物資不足の社会主義っぽい。
毎日、旧市街を歩き回りました。遠出をして久しぶりに迷子ごっこもしました。あまりに本気で取り組んだ結果、本当に自分がどの辺のエリアに居るのかも、方角さえも分からなくなり、ちょっと焦りました。普通に歩くと迷わないので、たまにこの遊びをして楽しみます。ハバナの旧市街はヨーロッパの中世の街並みが朽ち果てている感じで独特の魅力があります。そして生活感があり、他の国ならスラムという感じ。中心部などきれいにペイントされている建物も結構ありますが。1日中歩いても飽きません。せっかくのキューバなので、昼間からモヒートやダイキリを飲んでました。
ハバナ、どストライクです!
2016.09.26
もう1ヶ月半が経ってしまいましたが、夏休みはベネルクス三国に行ってきました。
8/7の朝、今年3/22に自爆テロが起きたブリュッセル空港に到着。パリ同時テロ犯が潜伏していたことで脚光を浴びたブリュッセルに6泊しました。
駅前のホテルにアーリーチェックインして、列車に乗って地方の町ディナンとナミュールへ。
左:ディナン 右:ナミュール
夜、ブリュッセルに戻り、世界一美しい広場と言われるグランプラスへ向かう。
翌日、片道3時間以上かけて小国ルクセンブルクへ。毎日、日帰り旅行。
意外と良い雰囲気で気に入りました。
翌日、最も楽しみにしていたブルージュへ。中世の街並みが残る世界遺産の街。
素敵過ぎて、いつまでも歩き回っていた。
翌日、高速鉄道タリスに乗ってオランダのアムステルダムへ。2時間で着きます。
オランダと言えば風車。アムステルダムから列車で20分ほどのザーンセ・スカンスへ。
左下の写真、船の通行で橋の道路が上がっているところ。
アムステルダムに戻って街を散策。気付くと16時過ぎ。急いで国立美術館に駆け込み、レンブラントの夜警を鑑賞。閉館30分前だったので、チケット売り場の女性に「30分では高過ぎるから明日来れば?」と言われたが、日帰りなので。。。
アンネの家も行きたかったけど、長蛇の列!HPでの事前購入も1ヶ月前で全滅状態!
翌日、この日は雨、気温も13℃。今、夏じゃなかったっけ?
アントワープのネロが天に召された教会へ。美術館のような見ごたえのある協会でした。
左下の絵は、ネロが最期に見たルーベンスのキリスト降架。なんだか眠いんだ。。
翌日、観光としては最後の日。今日は2年に1度グランプラスで行われるフラワーカーペットの初日。今年のテーマは日本。数十万本の花で画を仕上げていくのだ。市庁舎のバルコニーから眺めるのが有名で、既にものすごい長蛇の列!しかーし、これは日本でバウチャーを購入済み。ゴボウ抜きで先頭集団までワープ。割り込みみたいで少し気まずかったが。普通に並んだら3時間以上かかったのでは。。
もしかしてテロがあるかもと思いましたが、無事終了。
普段飲まないのに昼間からビールを飲み、間食にワッフルやフリッツを食べ、名物のムール貝のワイン蒸しは鍋ごと山盛りで出てくるし(完食)、1キロ太りました。
先進国は苦手ですが、楽しい旅でした。
追伸、成田に着陸寸前、滑走路閉鎖で関空へUターン。
待機後、4時間遅れで成田に到着。とほほ。。。
2016.05.30
昨日はダービーでしたが、本題は1週間前のオークス。
POGを始めて四半世紀。指名馬のディープインパクトやキングカメハメハでダービー勝利など、牡馬では何度もクラシックを勝ってきたが、牝馬クラシックは未勝利。2年連続桜花賞2着で、今年は写真判定の末、2cm差の惜敗。
迎えたオークスは1番人気2枠3番シンハライト、2番人気7枠13番チェッキーノ、どちらも自分の指名馬という必勝の布陣。
最後の直線、勝負処で前が壁になってシンハライトが出るに出られず絶望的な状況。一方、大外を周ったチェッキーノはグングン伸びてきた。これは勝った、と思った瞬間、強引に前をこじ開けたシンハライトがまるで瞬間移動のような瞬発力であっと言う間に抜き去ってゴール!
ワンツーフィニッシュ!
やっと、牝馬クラシック勝利。
そして、シンハライトの父はディープインパクト、チェッキーノの父はキングカメハメハ。
そう、2頭とも父親は自分の過去の指名馬。
しかも、2頭のレース振りが父の現役時代にそっくり。まさにブラッドスポーツ。
今週から2歳新馬戦が始まる。気持ちは既に今年のドラフト会議の指名馬候補選びに。