Home > 畠山 淳
2013.08.05

26日後の旅行記

毎回タイミングが悪く近々の旅行が書けないので、掟破りの事前旅行記です。
今回の行き先はナミビア。ピンとこない方も多いと思いますが、観光的には実は凄い国であります。
マチュピチュやドバイも昔は周りから「どこそれ?」と言われてました。
ナミビアも近い将来、メジャーになる筈。
さて、ナミビアと言えば、まずはナミブ砂漠。世界一美しい砂漠と言われています。
元々、他の砂漠と違って色が濃いのですが、日の出の僅かな時間、真っ赤に染まるその光景はこの世のものとは思えないほど美しいらしい。
砂漠この赤を見たくて、唯一日の出を見る方法であるテント泊をします。
砂漠の夜中は凍える寒さなので、レンタルの寝袋にダウン等を着込んで耐えるのみ。前日が機中泊なのできつい。でも、きっと報われるはず。
砂漠の他に予定している主なものは、●化石の森(森が化石になってる) ●ブッシュマンの岩絵(世界遺産) ●ヒンバ族の村 ●エトーシャ国立公園(サファリ) ●チーター保護区でチーターと遊ぶ、など。
実際は、どうなることか。5年前、南アフリカへ行ったとき台風で香港乗り継ぎに失敗して24時間バトルした同じルートなのだ。。。

2013.04.01

首長族

先日、岡村&東野の「旅猿」を見た。今回は、観光客馴れしている首長族と観光客馴れしていない首長族に会いに行くというもの。前者はタイのチェンマイ、後者はタイのメーホンソン。結論として、土産物を勧められて「観光客馴れしていない首長族は居なかった」ということでエンディングに。これは酷かった。自分も11年前に憧れの首長族に会いに上記メーホンソンに行ったのだが、彼女らはミャンマーからの難民であってタイ国内で普通の仕事に就くことは出来ないので、村内で観光客相手に土産物を売っているのだ。だから、片言の英語を話せる人がいるし、自分が行った別の村は日本人だけ内緒で宿泊できるので日本語が広まっていた。よって、タイに「観光客馴れしていない首長族は居なかった」というのは正しい。しかし、慣れてはいるが擦れてはいない。番組内でもそうだったが、自分が行った村でも控えめに「どうぞ見て」というようなことはあるが、お土産を買ってくれと言われたことはない。「今日、泊まっていくのか?」と聞かれるだけで、商売抜きで片言の雑談や写真撮影に応じてくれる。本当の意味で観光客馴れしていたら、撮影料を要求するはずだ。一緒に写真を撮るというのが最高の土産なのだから。そういう意味で、あそこまでがっかりしなくてもと思うのだが。勝手にがっかりされた首長族が可哀想である。どうしても観光客馴れしていない首長族に会いたいなら、ミャンマーに留まっている首長族の村へ行けば良いのだ。行けるようになったかどうかは知らないが。民主化して今後擦れてくるだろうが、自分が訪れた頃はミャンマーの人たち自体が観光客馴れしておらず、とても素朴で親切な人ばかりだった。アジアの発展は目覚ましい。観光地ではない田舎にしか観光客馴れしていない人が存在しない時代がそこまで来ているかも。無責任な旅行者は幻想を追い求めたがる。自分もそうだった。しかし、旅は幻想を現実に変えていく作業の繰り返しでもある。

2012.11.26

聖地バラナシ

先週の金曜日、「ナゼそんなところに日本人」というテレビ番組を見ていたら、インドを訪れる日本人バックパッカーなら誰でも知っている久美子さんが紹介されていた。インドの聖地バラナシのガンガー(ガンジス河)沿いにある久美子ハウスという1泊100円程度の安宿を経営している人である。自分は夜間外出禁止という制約(バラナシはインド有数の治安の悪い町と言われている)を嫌って、隣にある人気双璧の安宿に泊まっていたが。急に11年前を思い出した。
バラナシには3週間滞在した。連続滞在日数歴代1位である。自分は比較的移動する方だが、ここだけは足が止まってしまった。最初の数日は沐浴見学したり、野外火葬場(薪の上に死体を載せて公然と焼く)を見学したり、ガンガーを泳いだり、精力的に活動していたが、その後2週間以上はほとんど何もしていない。インド映画を見に行ったり、床屋へ行くのが大仕事だった。食事以外ほんとに何もしていなかったような。。。午後は毎日夕方まで宿と久美子ハウスの間にある子供だけで営業している青空チャイ屋でチャイを飲みながらガンガーを眺めていた。チャイ屋の子供たちが上げる凧が宿のテラス部分に引っ掛かったときに、代わりに取りに行くのが自分の仕事である。日が傾くころには仲間が集まりだして、誰からともなく、「夕飯行きますか」となる。1人でいたい性質であるバックパッカーも、余程の変人でない限り夕飯は誰かと一緒に食べたいものなのだ。あの日々は何だったのだろう。。。自分の旅を大きく変えてしまった場所、バラナシ。ここだけは3日以内に去らなければいけない。それ以上いると出れなくなる。ああ、今宵も真っ暗なガンガーに無数の灯篭が流れゆく。ここは聖地なのか、死地なのか。。生地では、ない。

2012.07.30

旅ごはん

ここのところ、食べ物の話が続いております。特に無いのですが、ちょうど11年前の今日、アジア長期旅行に出発したので、その時の食にまつわるエピソードをいくつか紹介します。当時はデジカメではないので、この手の写真が全くありません。

エピソード1 食堂のおやじ【香港】 

街をブラブラしていて昼飯で入った食堂でのこと。旅行中ずっとサンダル履きだったが、左足の甲がむず痒いので見てみると、妙に艶の良い特大ゴキブリが張り付いていた。咄嗟に足を振って飛んで行ったところに食堂の主人が通りかかり、踏み潰したと思ったらそのままサイドキックで壁際に寄せてゲームセット!片つける気全くなし。流石だ。

エピソード2 水餃子事件【洛陽】

中国の古都洛陽の食堂で水餃子を注文した。メニューに10元(150円)と書いてあったので、あまりの高さに不安になって何個くらいあるのか筆談で聞いてみた。回答は「不明白(わからない)」と。。代わりに重さを聞いてみた。回答は「1斤」。水餃子1斤てどのくらいだ?結構あるとは思うけど、30個くらいならいけるかも。それに中国人女性にしては優しげな店員も全く不思議そうにしてないし。待つこと30分。店員が大皿を抱えて迫ってくる。俺のではないと祈るのも虚しくテーブルに置かれた。その数、推定100個!「おい、バカかお前!1人で100個食うわけないだろ!1人で大食い選手権やってどうするんじゃ!」。。。泣きながら食べる。減らない。食べる。減らない。合掌。。。

エピソード3 哀れなおやじ【洛陽】

もう1つ洛陽から。西安行き夜行バスに乗り込む前にバスターミナル前の食堂で夕飯を食べた。ラーメンを食べたのだが、これがとんでもなく不味かった。スープが塩辛くて全く飲めず、麺もスープをよく切ってからでないときつい。ここが中国でなければ絶対に許せん酷さである。すると、後から入ってきたおやじが同じものを注文したらしく、あまりの不味さに絶句したのをわしは見逃さなかった。そして、このおやじ、よほど腹に据えかねたのか、こともあろうに店員オババに文句を言い始めた。当然オババは逆切れし始める。勝てる筈がない。中国人女性は口だけでなく手も早い。殴られる前に謝りなさい。すると、オババはこともあろうにわしの方を指さして何か言い始めた。独断的推定翻訳によると、「あそこの外国人もあんたと同じものを注文して、美味しそうに平らげたわよ!何も文句言われてないわよ!不味いと言っているのはあんただけよ!文句あんの!」と、わめいているっぽい。わしを巻き込むな。おやじには頑張ってほしいが、オババに因縁つけられるのは勘弁じゃ。すまん、おやじ、独りで死んでくれ。もちろん、おやじは完敗してオババに罵声を浴びせられながら淋しく去っていった。勝ち誇ったオババの顔が怖かった。。。

この時点で旅の3%程度消化しただけで切りがないので、今回はここまで。また機会があったら続きを。ネタがないとき書き易いし。

 

2012.04.09

桜花賞

昨日は桜花賞でした。自分にとっての花見です。学生の頃は全レース馬券を買っていた私ですが、儲かっても馬券への興味は後退の一途を辿っております。しかし、POG(ペーパーオーナーゲーム)は20年間楽しみ続けてます。デビュー前の新馬を1人10頭持ちでドラフト会議で指名して、馬主気分でダービーまでの1年間応援して、出走レースで5着以内に入れば参加メンバーから賞金額に応じてお金が支払われるという遊び。お金よりも指名馬がクラシックを勝つ喜びが大きい。今まで牡馬はディープインパクトやキングカメハメハなど多数のG1馬を指名してきたが、牝馬は重賞すら勝てなかった。しかし、昨年、ジョワドヴィーヴルで遂にG1制覇。桜花賞も1番人気だったのだが。。。初の牝馬クラシック制覇は夢と消えた。でも、自分が指名した馬の子供がG1を勝つのを見るのは楽しいものである。競馬はブラッドスポーツなのだ。

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