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2013.10.15

10月14日「鉄道の日」

 昨日14日は「鉄道の日」だということで、日本全国おもてなし。関連イベントが目白押しでした。三連休を利用して、カメラ片手に参加して・・・、っていうのはもちろんウソで、自宅のテレビで野球三昧だったので、今夏に見かけた愛すべき“国鉄”車両の面々を、ちょっとご紹介します。

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185系
 東京駅から伊豆に向かう、踊り子号で乗車した方もいるのではないでしょうか。自分も静岡の祖母に会いに行く際には、何度か利用しました。特急列車の外装は、赤とピンクの2カラーが常識だった時代に、真っ白な車体に緑のストライプ!!ってな装いでデビュー。特急列車なのに窓も開くしで、ホントに斬新でした。
 ちなみに後ろにチラッとみえるのは、西武多摩川線の新101系です。八王子駅での1コマです。

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115系
 昔は本州内であれば、どこでも見かけた115系。青春18切符では、大変お世話になりました。自分がまだ小学生1~2年の頃の中央線では、荷物車ぶら下げ新宿駅まで顔を出してました。カラーバリエーションが大変多岐にわたる車種ですが、見かけた彼はオリジナル、しかもスカ色なのが高ポイントです。
                                  

 上野駅の13番線で、出発を待つ“あけぼの号”です。1381736357091今夏は彼に乗車して、北海道を目指したのですが・・・。経由地の、長岡市内の大雨で、途中の秋田で運行打ち切りに。ホントまいりました。上野発の夜行列車降りたときから~♪の、最後の砦のブルートレインです。                                                                                                                                                                                           
1381732524129 711系
 北海道内初の“電車”として設計された彼は、道内の鉄道史に燦然と輝くパイオニアです。が、今ではさすがに後進に道を譲り、活躍の場も狭まって来ております。来るべき、ラストスパートを前にして、車体カラーをリバイバル―――国鉄色に戻した姿を堪能しました。                                                        

1381737645904 183系
 続きましてはレッドリストの183系。しかもマイノリティの筆頭100番台であります。
 実は彼、その出自は中間車からの改造車なのですが、改造車ゆえのこの甘いマスク。183にはいろんな顔がありますが、個人的にはこの形状が1番好きなフロントフェイスです。
 ここ数年、北海道のディーゼルカーは、走行中に火を噴いちゃったりと、いろんな意味でもファンキーなのですが、地味ではあるけど彼のような、オールドタイプの奮闘は嬉しい限りです。

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 そしてラストは勿論この方、急行列車の生きる伝説“はまなす号”。DD51の重連とのペアは大変マッシブでもあります。
 彼らの編成のほとんどをなしている14系という客車の車齢は、ほぼ自分と同じ年。やはりその半生を冬の長い北海道で過ごしたためか、車体の外板はサビで波打ち一部は剥げ落ち気味で・・・。ブルーのボディの色落ち具合は余計に哀愁ララバイです。

ちなみに車内はこんな感じ。指定席車はもっと豪華で、寝台車も連結しています。
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 はまなす号のような夜行急行は、新幹線が延伸する度にその数を減らして来ました。北海道にも新幹線、やってくるのもすぐそこの未来ですが、青函トンネルくぐり抜け誰かが誰かに会いに行く。そんな誰かを夜な夜な支える彼らの活躍に、東京の片隅からちょっぴりだけどエールを!!

 今年はリニアモーターカーの建設がより具現化したり、一部の運行会社の間では、豪華列車をこぞってデザインしてみたり。そうそうつい数日前には、“長野経由”の北陸新幹線、列車種別の愛称も決まりました。差し当たり、鉄道界のルネッサンスと呼べるのでしょうか。鉄道旅行は心を潤す、リリンの生み出した文化の極みかも。
 朝起きるための目覚ましのセットと、夜半に帰って洗濯するのかしないのかでおたおた。そんなエブリのライフをうっちゃりたいのなら鉄道の旅へ。
 皆さまご自愛のほどを。

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