―ひらめきから生まれた「印刷の本」。二冊目。
ストリームスの小川です。
2004 年にスタートした、ストリームスのメルマガも、ひらめきから始まりました。
そして、2008 年にそのメルマガで連載してきた「印刷豆知識」を一冊の本にしたのも、やはりひらめきから。印刷の話がまとまってきて、なにかカタチのあるものにしてお客さまにお返ししたいという「思いつき」で、一冊の本をつくることにしたのです。
それから5 年。ストリームスもおかげさまで、創業17年目を迎えることができました。
デジタル世代の若者たちに、昔ながらの印刷のことを知ってもらいたくて始めた「メルマガ」が「一冊の本」になり、今また、形を変えて「二冊目の本」をお届けできることになりました。
とある場所で、印刷の話をしてほしいと言われることがあり、「そうだ、この本のことを話せばいいじゃないか」と思ったのです。でも、一冊目の本では印刷の流れがはっきりとわかりませんでした。そこで今回は、「発注から納品」までの印刷工程の流れを意識して、新たに作り直すことにしにました。
デジタル化が進み、活字が読まれなくなったといわれる昨今に、このような本を作るなんて物好きがいるものだと思われるかもしれません。でも、これが、長く印刷の世界にかかわってきた私の、小さなこだわりであるのかもしれません。
私が初めて印刷物の制作にかかわったのは、1978 年ごろ。
山口百恵の「いい日旅立ち」が流れ、キャンディーズが後楽園球場で解散コンサート、甲斐バンドは「ヒーローになる時、それは今」と歌い、サザン・オールスターズが「勝手にシンドバッド」でデビューしたばかりでした。今思えば、何かが動き出そうとしていた時代だったのだと思います。
およそ35 年印刷の仕事にかかわってきたことになりますが、この35 年は、印刷業界にとっても激動の時代でした。その変動の時代の体験を、自分なりに伝えたいという思いがどこかにあったのかもしれません。
どんなにデジタルが進んでも、どんな形であれ、本やパンフレットなど、紙媒体はなくならないと信じています。その理由は、この本を読んでいただければわかるでしょう。
活字と印刷をめぐる世界は、実にオモシロイ世界だからです。
この本には、難しいことはなにも書かれていません。
どこからでも、好きなようにお読みください。そして、ほんの少しでも「印刷」の世界を身近に感じていただければ、こんなにうれしいことはありません。
ぜひ読んでみたいという方は、下記アドレスよりお申し込みください。お待ちしております。
http://www.streams.co.jp/#mailLink
株式会社 ストリームス
代表取締役 小川 正行