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2015.07.06

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のこと

先日、都内の映画館に行ってまいりました。
いたるところで「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」の動画が流れており、観てもいないのに嫌いになってしまいました。
それはともかく、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観に行ったのでした。
メガデスのアルバムみたいな題名がちょっとアレですが、「マッドマックス」の新作です。
あの名作が復活したということで、好きな人にはたまらないのではないでしょうか。
海外では批評家受けがよかったそうですが、なにが評価されたのかは不明です。

個人的には数年前から色々とごたごたしていた頃から待っておりました。
撮影現場の写真などがネットに出ておりましたが、シャーリーズ・セロンが坊主頭になっていたのは「モンスター」以来の衝撃でした。
予告編がなかなか出ないし、ワールドカップイヤーを外して公開が一年延期されるわで、ヤキモキさせてくれたのも今ではいい思い出です。

で、やっと出た予告編がやたらとかっこよくて、一安心でした。シャーリーズ・セロンについて言えば、美人は坊主でも美人なのですね、と。
主演のトム・ハーディが口にマスクみたいのをつけており、なんとなく「ダークナイト ライジング」を連想しました。
「ダークナイト ライジング」! 冒頭の空撮アクションがクライマックスで、その後の展開のがっかり感といったらなかったですね。……あの映画のことはもう忘れましょう。

トム・ハーディが好きなので、メル・ギブソンは出ないのか……という落胆はとくにありませんでした。
このキャスティングに関しては、むしろ、うまく作用していると思います。
たとえて言うならばAC/DCのヴォーカル交代劇に似ているかな、と。
初代ヴォーカルのボン・スコットは素晴らしいブルースを持っていましたが、ブライアン・ジョンソンに代わらなかったらアリーナ級のロック・バンドとしての成功はなかったと思います。
それと同じで、トム・ハーディのスター性が、映画の成功に一役買っているのではないでしょうか。

で、肝心の本編はといえば。
予告編が好きな人にはお勧めできます。
あの映像が中弛みなしで、二時間続くんです。
あれが嫌いな人には耐えがたいと思われます。
「マッドマックス」の、みんなが好きな要素だけを詰め込んであります。
映像がやたらと力強く、最近流行りのリブート作品とは一線を画しておりました。
というわけで、気になる方は行ってみてはいかがでしょうか。

youtubeから引っ張ってきた動画を貼りつけておきましょう。

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