ダンケルク
ダンケルク観てきました。もう3週間前ですが。
まさに戦争体験でした。
ダンケルクはイギリス・フランス軍がドイツ軍に追いつめられた海水浴場なんですが浅瀬なので大きい船が近づけない。この状況で空爆やらで攻撃されながら長い桟橋を渡りながら船に乗り込まなければならなくて40万人もの人がこの橋を渡りながら順番待ちしてるから攻撃されればしゃがむしかないみたいな状況。33万8000人が脱出するのは決まってる結末なのでこんな中どうやって助かるんだって思いながら観る映画です。
監督のクリストファーノーランはCGが嫌いらしいので全て実写でフィルム撮影。
ダークナイトでも実際に巨大なトレーラーがひっくり返るシーンも本物を使っていたらしいですし、今回も本物の戦闘機と軍艦を使ってます。爆発も実際に起こしているので役者が演技いらないほど。リアルにビビっちゃうので。
実写のため本当は100機以上の戦闘機が飛行していたらしいですが焦点を数名の登場人物にしぼって寄り気味に撮影しています。その辺でドイツ軍に攻め込まれている雰囲気が感じにくいなどの批判もあるようですが実際の人間目線で観たらそのくらい何が起こっているかわからない状況だと思うので自分はリアルだと感じました。
味方の戦闘機が現地に向かうの場面も現地に到着するまでの燃料しかないので常に秒針が鳴っています。これも緊張感をあおってくる。観た後はどっと疲れました。
ストーリーを楽しむというよりゼログラビティのような体験する映画です。実際にこの中に兵士として参加しているような感覚になるので戦闘のまっただ中にいたら助かるだけで奇跡と思わせてくれます。IMAXの画角で撮影されているのでぜひIMAXで観るのがオススメです。
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