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2012.07.30

旅ごはん

ここのところ、食べ物の話が続いております。特に無いのですが、ちょうど11年前の今日、アジア長期旅行に出発したので、その時の食にまつわるエピソードをいくつか紹介します。当時はデジカメではないので、この手の写真が全くありません。

エピソード1 食堂のおやじ【香港】 

街をブラブラしていて昼飯で入った食堂でのこと。旅行中ずっとサンダル履きだったが、左足の甲がむず痒いので見てみると、妙に艶の良い特大ゴキブリが張り付いていた。咄嗟に足を振って飛んで行ったところに食堂の主人が通りかかり、踏み潰したと思ったらそのままサイドキックで壁際に寄せてゲームセット!片つける気全くなし。流石だ。

エピソード2 水餃子事件【洛陽】

中国の古都洛陽の食堂で水餃子を注文した。メニューに10元(150円)と書いてあったので、あまりの高さに不安になって何個くらいあるのか筆談で聞いてみた。回答は「不明白(わからない)」と。。代わりに重さを聞いてみた。回答は「1斤」。水餃子1斤てどのくらいだ?結構あるとは思うけど、30個くらいならいけるかも。それに中国人女性にしては優しげな店員も全く不思議そうにしてないし。待つこと30分。店員が大皿を抱えて迫ってくる。俺のではないと祈るのも虚しくテーブルに置かれた。その数、推定100個!「おい、バカかお前!1人で100個食うわけないだろ!1人で大食い選手権やってどうするんじゃ!」。。。泣きながら食べる。減らない。食べる。減らない。合掌。。。

エピソード3 哀れなおやじ【洛陽】

もう1つ洛陽から。西安行き夜行バスに乗り込む前にバスターミナル前の食堂で夕飯を食べた。ラーメンを食べたのだが、これがとんでもなく不味かった。スープが塩辛くて全く飲めず、麺もスープをよく切ってからでないときつい。ここが中国でなければ絶対に許せん酷さである。すると、後から入ってきたおやじが同じものを注文したらしく、あまりの不味さに絶句したのをわしは見逃さなかった。そして、このおやじ、よほど腹に据えかねたのか、こともあろうに店員オババに文句を言い始めた。当然オババは逆切れし始める。勝てる筈がない。中国人女性は口だけでなく手も早い。殴られる前に謝りなさい。すると、オババはこともあろうにわしの方を指さして何か言い始めた。独断的推定翻訳によると、「あそこの外国人もあんたと同じものを注文して、美味しそうに平らげたわよ!何も文句言われてないわよ!不味いと言っているのはあんただけよ!文句あんの!」と、わめいているっぽい。わしを巻き込むな。おやじには頑張ってほしいが、オババに因縁つけられるのは勘弁じゃ。すまん、おやじ、独りで死んでくれ。もちろん、おやじは完敗してオババに罵声を浴びせられながら淋しく去っていった。勝ち誇ったオババの顔が怖かった。。。

この時点で旅の3%程度消化しただけで切りがないので、今回はここまで。また機会があったら続きを。ネタがないとき書き易いし。

 

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