2023.09.21
《食》から感じる歴史
残暑がまだまだ厳しいので、週末は家に引きこもってもっぱらドラマや映画、バラエティを配信で見ています。
スマホをいじりながらだったり、家事をしながらのながら見も多くて、バラエティや軽めのドラマを見ていることも多いのですが、そのなかでも「食べること」に関するドラマをよく見ています。
「食べること」に関するドラマの私なりの定義は、劇的なストーリー展開がなく、食べるシーンに重きが置かれていることですが、外食タイプだと「孤独のグルメ」「深夜食道」「絶メシロード」、恋愛要素はありますが「失恋めし」などがあります。自分で作って食べるタイプは、今クルーシリーズ2が放送中の「晩酌の流儀」や「いぶり暮らし」、「きのう何食べた」はストーリー展開に食がついてくる感じなのでギリギリ入るかどうか。
そのなかでもなかなか変わり種が「À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~」です。
年下の夫ヨシヲと結婚して吉祥寺に長年住んでいるジュンが、勤め先の大学の教授から提供される「歴史のレシピ」を夫と共に作って食べます。世界最古の文明とされるメソポタミア文明のレシピやエジプトの女王クレオパトラのレシピ、さらにはソクラテス、ダヴィンチ、マリーアントワネット、ベートーヴェン、ビスマルクなど歴史の教科書で見たことがある名前がずらっと並び、歴史上の有名人が食べていた食事がごくふつうの家庭のキッチンで再現されていきます。
食材の中には絶滅しているものや、入手が難しいものがありますが、その場合は現代の近い食材に置き換えられているので、私でも作れそうだなと思って原案の書籍を購入してみました。
書籍ではドラマでも触れられていた、歴史上の有名人のエピソードであったり、食文化の歴史などがより詳しく説明されています。もちろんレシピも載っているので、時間のある時にチャレンジしてみたいと思います。