ストリームス Magazineバックナンバー
┃ストリームス Magazine┃ 2006/4/5発行 第35号
ストリームス Magazine は毎月5・20日発行です。
■□ 今回は「東京タワー」などの情報をお届けします。 □■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京は今まさに、桜舞う日が続いています。
ワシントンのポトマック河畔の桜並木も有名ですが、これは明治の終わりごろ、タフト大統領夫人の希望で、当時の尾崎行雄東京市長がプレゼントしたもの。
そのワシントンも、桜祭りの真っ最中。今年はちょうど、アーサー・M・サックラー美術館で「北斎展（HOKUSAI）」も開催中。ワシントン・ポスト紙では、「北斎の視覚表現の豊かさは時空を超える」という見出しでカラーで紹介しているそうです。
＋CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「たまご型のお菓子」
┣ 印刷豆知識 「アンデルセンと印刷」
┗ いまどきの流行りモノ 「東京タワー」
……………………………………………………………………………
◇◆ネットでお取り寄せ◆◇ 第35回
今回は「たまご型のお菓子」
今年のイースターは4月16日。イースターとは、イエス・キリストが十字架に架けられた後、復活したことをお祝いするもので、春の訪れを喜ぶお祭りでもあります。
イースターには、生命の源である卵に絵を描いたり、お菓子屋さんのショーウィンドウに、デコレーションした卵型のチョコレートが飾られたりと、とても華やか。
日本では、チョコエッグを想像してしまいますが（笑）。イースターのシンボルであるたまご型のお菓子を紹介します。
●［ベイクドアルル］ http://item.rakuten.co.jp/kitanomori/aruru3/
●［かもめの玉子］ http://www.saitoseika.co.jp/
●［ごまたまご］ http://www.tokyotamago.com/
……………………………………………………………………………
◇◆印刷豆知識◆◇ 第35回
「アンデルセンと印刷」
幼い頃に読んだアンデルセンの童話を覚えていますか？ 雪の女王・人魚姫・マッチ売りの少女。
透明感ある悲しみを持つ話は、心に残っている人が多いのではないでしょうか。アンデルセンは、1805年4月2日、デンマークのオーデンセという町で生まれ、貧しい家庭に育ちながらも、芸術への夢を持ち続けた彼は、本や印刷に大きな夢を持っていたのだそうです。
自費出版した本がまったく売れない経験を持ちながらも、「印刷物の中では永遠の命が得られる」といった神秘思想を、書籍の概念と結びつけて考えるようになったといいます。そのアンデルセン生誕200年展が、印刷博物館で行われていました。
会期は終わってしまいましたが、彼の残した本の展示を通して、さまざまな時代の痕跡が伝わってくる、とてもよい展覧会でした。たとえば、初めての本である『若ものの試み』は、出版当時ほとんど売れなかったため、製本もされないまま、紙屑として売却されてしまったそうです。
本や印刷に夢を持っていたアンデルセンにとって、どんなに悲しいことだったでしょう。今の印刷技術からするとたいへん稚拙なのですが、読者に届かないまま処分されていく本の魂が宿っているような神々しさもありました。
また、19世紀のギフトブックの装丁の美しさや、挿絵からは、時代と共に向上していく印刷技術をはっきりと見て取れました。
この印刷博物館は、ストリームスからも歩いてすぐ、凸版印刷の本社内にあります。印刷を知るための展示をしていますので、次回はこの印刷博物館についてご紹介しましょう。
●印刷博物館 http://www.printing-museum.org/
……………………………………………………………………………
◇◆いまどきの流行りモノ◆◇ 第34回
「東京タワー」
新しい生活を始める方の多い4月。
地方出身者にとって、「東京」は特別な街。この街で認められなければ、いつまでたってもお山の大将…。実際はそうではなくても、地方にはまだ、そういう思いが残っています。
140万部を売り上げ、大ベストセラーになったリリー・フランキーの自伝的小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の主人公も、やりたいことが見つからない時から、「東京に行きたい」ことだけは決めていました。
小説は、九州で過ごした少年時代、自分を犠牲にして育ててくれた明るい母親、やんちゃな父親、病気のことなどが語られていきます。小説としてよくできているわけではないのに。
何十万人も泣かせてきたのは、母親に対する本当の思いが描かれていたからでしょう。
ここ数年の「感涙ブーム」真打ちといったところでしょうか。『週末号泣のすすめ』によると、涙を流した後は気分がすっきりし、ストレス解消になり、脳が活性化するとか。最近、号泣したことはありますか？
……………………………………………………………………………
◆◇プレゼント◇◆
「春限定 いちごかもめの玉子」を2名さま
最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。ご希望の方は、下記のURLからご応募ください。
http://www.streams.co.jp/data/shosai.html
【締め切り：4月17日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。
メルマガについてのご感想もお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/
……………………………………………………………………………
_|_| 編集後記 _|_|
春、風に乗ってくる草花や木々の香りが気持ちを自然と引き上げてくれます。桜を見ていると、改めて日本人で良かったと感じる瞬間です。
東京に住み始めてはや7年、東京タワーにもディズニーランドも行ったことない…
夏が待ち遠しい…下田
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第35号
編集・発行「ストリームス Magazine」編集室
ご意見・ご感想はお気軽に、st@streams.co.jp までどうぞ。
配信申込・停止は、次のページから行ってください。
http://www.streams.co.jp/
ストリームス Magazine は毎月5・20日発行です。
■□ 今回は「東京タワー」などの情報をお届けします。 □■
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東京は今まさに、桜舞う日が続いています。
ワシントンのポトマック河畔の桜並木も有名ですが、これは明治の終わりごろ、タフト大統領夫人の希望で、当時の尾崎行雄東京市長がプレゼントしたもの。
そのワシントンも、桜祭りの真っ最中。今年はちょうど、アーサー・M・サックラー美術館で「北斎展（HOKUSAI）」も開催中。ワシントン・ポスト紙では、「北斎の視覚表現の豊かさは時空を超える」という見出しでカラーで紹介しているそうです。
＋CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「たまご型のお菓子」
┣ 印刷豆知識 「アンデルセンと印刷」
┗ いまどきの流行りモノ 「東京タワー」
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◇◆ネットでお取り寄せ◆◇ 第35回
今回は「たまご型のお菓子」
今年のイースターは4月16日。イースターとは、イエス・キリストが十字架に架けられた後、復活したことをお祝いするもので、春の訪れを喜ぶお祭りでもあります。
イースターには、生命の源である卵に絵を描いたり、お菓子屋さんのショーウィンドウに、デコレーションした卵型のチョコレートが飾られたりと、とても華やか。
日本では、チョコエッグを想像してしまいますが（笑）。イースターのシンボルであるたまご型のお菓子を紹介します。
●［ベイクドアルル］ http://item.rakuten.co.jp/kitanomori/aruru3/
●［かもめの玉子］ http://www.saitoseika.co.jp/
●［ごまたまご］ http://www.tokyotamago.com/
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◇◆印刷豆知識◆◇ 第35回
「アンデルセンと印刷」
幼い頃に読んだアンデルセンの童話を覚えていますか？ 雪の女王・人魚姫・マッチ売りの少女。
透明感ある悲しみを持つ話は、心に残っている人が多いのではないでしょうか。アンデルセンは、1805年4月2日、デンマークのオーデンセという町で生まれ、貧しい家庭に育ちながらも、芸術への夢を持ち続けた彼は、本や印刷に大きな夢を持っていたのだそうです。
自費出版した本がまったく売れない経験を持ちながらも、「印刷物の中では永遠の命が得られる」といった神秘思想を、書籍の概念と結びつけて考えるようになったといいます。そのアンデルセン生誕200年展が、印刷博物館で行われていました。
会期は終わってしまいましたが、彼の残した本の展示を通して、さまざまな時代の痕跡が伝わってくる、とてもよい展覧会でした。たとえば、初めての本である『若ものの試み』は、出版当時ほとんど売れなかったため、製本もされないまま、紙屑として売却されてしまったそうです。
本や印刷に夢を持っていたアンデルセンにとって、どんなに悲しいことだったでしょう。今の印刷技術からするとたいへん稚拙なのですが、読者に届かないまま処分されていく本の魂が宿っているような神々しさもありました。
また、19世紀のギフトブックの装丁の美しさや、挿絵からは、時代と共に向上していく印刷技術をはっきりと見て取れました。
この印刷博物館は、ストリームスからも歩いてすぐ、凸版印刷の本社内にあります。印刷を知るための展示をしていますので、次回はこの印刷博物館についてご紹介しましょう。
●印刷博物館 http://www.printing-museum.org/
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◇◆いまどきの流行りモノ◆◇ 第34回
「東京タワー」
新しい生活を始める方の多い4月。
地方出身者にとって、「東京」は特別な街。この街で認められなければ、いつまでたってもお山の大将…。実際はそうではなくても、地方にはまだ、そういう思いが残っています。
140万部を売り上げ、大ベストセラーになったリリー・フランキーの自伝的小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の主人公も、やりたいことが見つからない時から、「東京に行きたい」ことだけは決めていました。
小説は、九州で過ごした少年時代、自分を犠牲にして育ててくれた明るい母親、やんちゃな父親、病気のことなどが語られていきます。小説としてよくできているわけではないのに。
何十万人も泣かせてきたのは、母親に対する本当の思いが描かれていたからでしょう。
ここ数年の「感涙ブーム」真打ちといったところでしょうか。『週末号泣のすすめ』によると、涙を流した後は気分がすっきりし、ストレス解消になり、脳が活性化するとか。最近、号泣したことはありますか？
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◆◇プレゼント◇◆
「春限定 いちごかもめの玉子」を2名さま
最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。ご希望の方は、下記のURLからご応募ください。
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【締め切り：4月17日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。
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_|_| 編集後記 _|_|
春、風に乗ってくる草花や木々の香りが気持ちを自然と引き上げてくれます。桜を見ていると、改めて日本人で良かったと感じる瞬間です。
東京に住み始めてはや7年、東京タワーにもディズニーランドも行ったことない…
夏が待ち遠しい…下田
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第35号
編集・発行「ストリームス Magazine」編集室
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