ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2008/2/10発行 第79号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「SHM-CD」などの情報をお届けします。 □■
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暖冬だった去年までの冬とは一転して。冷えますね〜。今年の冬は。
中国では約50年ぶりの大雪で、高速道路が寸断されたり、鉄道もマヒ状態で、パニック状態になっているとか。
東京でも今年になって、もう4度も雪が降ったりして、寒いけれど、これでこそ冬!
そろそろ冬の風物詩(笑)、バレンタイン・デーもやってきますし、あったか〜いショコラでも流し込んで、寒い冬を乗り切りましょう。

+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「チョコレート」
┣ 印刷豆知識 「『広辞苑』に見る印刷術 その2」
┗ いまどきの流行りモノ 「SHM-CD」

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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第79回
今回は「チョコレート」

世界中の有名チョコレートが全部日本に上陸しているのでは?
と思うくらい、ありとあらゆるチョコレートがそろう2月の東京。残念ながら、これからのオーダーだと、14日に間に合わせるのは難しいようですが、来年のために…、そして、2月14日を過ぎてもおいしいチョコレートを味わってみたい…という方のために、おすすめを選んでみました。
寒いこの季節においしい、ホットチョコレート。これ、家でも簡単につくれるんですよ。チョコレートを細かく刻んで、ミルクといっしょに中火で沸騰させる。それだけ。高級板チョコを買って作れば、驚くほど本格的な一品の出来上がり。たまには、こんなチョコをプレゼントするのもいいかもしれません。

●[ドゥースール ショコラ] http://www.bidders.co.jp/pitem/85676920
●[ノイハウス] http://www.neuhaus.co.jp/
●[ラ・メゾン・デュ・ショコラ] http://www.lamaisonduchocolat.co.jp/
commerce/jp/JP/JP/accueil.php
●[ジャン=ポール・エヴァン] http://shop.jph-japon.co.jp/
●[はちみつチョコレート] http://honey.3838.com/detail/
index.aspx?goods=60126

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第79回

「『広辞苑』に見る印刷術 その2」

今回も、1月11日に発売された『広辞苑』の第六版をネタに、本づくりと印刷術についてお話してみたいと思います。今度は《製本》の話。

3,000ページ、重さ2.5キロを超える『広辞苑』。
何十年にもわたって、閉じたり開かれたりする辞典ですから、少しくらい乱暴に扱っても、糸がゆるんでしまったり、背表紙が割れたりしないように、『広辞苑』用に、印刷機械を特注するなどして、製本にも気を使っているのだそうです。

印刷物は、通常16ページを1折りとして、その折りを重ねて、一冊の本に製本していきますが、『広辞苑』の場合は、32ページを1折りとし、96折りが一冊に閉じられています。用紙を折るときにしわが入らないように (雑誌などで、綴じの部分から横にしわが入っていることがありますが、あれでは読みにくいですよね…) 空気抜きをする。強度を高めるために、寒冷紗〔農業などに使われるポリエステルのネット〕をていねいに貼る。などの工夫がされているそうです。

おなじみの青いクロスは、初版から変わらない特製品で、抗菌加工が施されています。ちなみに、装丁は、洋画家・安井曾太郎によるもの。よく見ると、背表紙の部分には浮き出し模様が見られます。
これが何を表しているかと、諸説あるそうですが、その真相は不明だとか。

ちなみに、『広辞苑』の値段ですが、初版時には2,000円でした。当時は、コーヒー1杯が50円、大卒公務員の初任給が9,000円ほどだったといいますから、今よりずいぶんと高価なものだったのですね。第2版は3,200円、第2版補訂版は4,600円、第3版は5,800円、第4版は6,500円、第5版は7,300円、第6版は8,400円(2008年6月30日まで完成記念特別定価、7,875円)というように推移しています。

何やら、宣伝のようになってしまいましたが、長く使われている物のなかには、いろいろな技術が蓄積されていることを改めて感じます。
最近では、分からない言葉が出てきても、ネットで検索するのが習慣になっている方が多いと思いますが、印刷にかかわる者としては、活字文化へのリスベクトという意味もこめて、ご紹介してみました。紙のムダ使いはよくないですけれども(笑)。

●[広辞苑] http://www.iwanami.co.jp/kojien/

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第77回

「SHM-CD」

音楽通の間で、いま話題になっているのが、この「SHM-CD」。
「SHM-CD」とは、スーパー・ハイ・マテリアル・CDの略で、ユニバーサル・ミュージックと日本ビクターが共同開発した高音質のCDです。特徴は「高音質」という一語だけなのですが、音の世界が劇的にちがって来ます!
CDプレーヤーは、プレーヤーが発するレーザー光線をCDに当て、その反射光を読み取って、音にするという仕組み。通常のディスクのデータ記録層は、盤の真ん中にあり、ポリカーボネート樹脂でコーティングされているのですが、このポリカーボネート樹脂の精度を上げて、より正確に音の信号を伝え、リアルな音を再現したのが、この「SHM-CD」。つまり、通常のCDよりも、マスター音源に、より近づいているというわけです。
70〜80年代に発売されたレコードの「紙ジャケット仕様CD」が売れ続けている日本ですが、「音質」にこだわった、この新しい規格。これからますます注目されていきそうです。
ネタではなくて、本当にすばらしい、クリアな音質なんですよ。しかも、ロックの名盤中の名盤が多く含まれているので、当時の音楽を知らない人にも新鮮に楽しめることうけあいです。ちなみに、ロックのシリーズで、おすすめをあげておきましょう。どれも買って損はない、名盤です。

●デレク・アンド・ドミノス『いとしのレイラ』
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/
CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1718857&GOODS_SORT_CD=101
●ヴェルヴェット・アンダーグラウンド『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/
CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1718883&GOODS_SORT_CD=101
●ポリス『シンクロニシティー』
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/
CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1718847&GOODS_SORT_CD=101
●ダイヤー・ストレイツ『悲しきサルタン』
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/
CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1718874&GOODS_SORT_CD=101
●10cc『オリジナル・サウンドトラック』
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/
CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1718882&GOODS_SORT_CD=101

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◆◇プレゼント◇◆

「パティスリープラネッツ」のドゥースール ショコラを1名さま

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。ご希望の方は、下記のURLからご応募ください。
http://www.streams.co.jp/data/mail.html

【締め切り:2月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想もお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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_|_| 編集後記 _|_|

もうすぐバレンタインデーですね。
チョコレートは大好きですよ。
とりあえず言ってみただけですけど。

メルマガ編集部 ヒラノタイチ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第79号

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