ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2012/3/10発行 第178号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「3.11を忘れない」などの情報をお届けします。 □■

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アップルから、新しい「iPad」が発表されました。

Retina Display採用による2,048×1,536ピクセルの高解像度、A5Xプロセッサ、フルHDの1080pに対応した内蔵カメラ、4G LTE対応による高速通信などを搭載。発売は3/16からで、予約は即日開始されます。
新iPadの特徴は、なんといっても高解像度ディスプレイ。「iPad 2」の4倍相当のドット数で約310万画素となり、彩度が44%向上。動画や画像、ウェブサイトが、ぐんと見やすくなりそう。電子ブックを見るのも楽しそうです。

「見やすくなった」といえば、ストリームスのウェブサイトも大幅リニューアルしました。
シンプルに、伝えたいことがまっすぐ伝わるようにしようと思ったら、こんなデザインになりました。
仕事の流れや新規事業などをお伝えするとともに、わたしたちのことをもっと知っていただこうと、スタッフブログの頁もお披露目しています。
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●[ストリームス ウェブサイト]
http://www.streams.co.jp/

●[iPad]
http://www.apple.com/jp/ipad/

+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「モンドール」
┣ 印刷豆知識 「欧文書体のルーツ〜サンセリフ体」
┗ いまどきの流行りモノ 「3.11を忘れない」

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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第178回
今回は「モンドール」

「モンドール」って、ご存じですか? フランス東部、フランシュ・コンテ地方の、秋から冬にかけて出まわる生乳のチーズです。フライパンで熱して、とろっとろにしていただくのですが、クリーム感いっぱいで、しかもまろやか。他にはない味わいです。日本では食べさせてくれるお店は少ないのですが、最近はこの季節になると、ぼちぼち出回るようになりました。ありがたいですね、ネットのお取り寄せ。そろそろシーズンも終了するので、注文はお早めに。ぜひ一度、味わってみてください。

●[熟成モンドール]
http://www.order-cheese.com/ago/order/montdor.html?gclid=COj_qtj_164CFQYdpAod5ma8bw
●[スキャパ モンドール ]
http://www.bon-repas.jp/cheese/item/10453

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第178回

「欧文書体のルーツ〜サンセリフ体」

19〜20世紀にかけての時代。西欧やアメリカでは、新聞や雑誌などにより、さまざまな情報が伝わっていくようになりました。もしかしたらいまの私たちが、インターネットで情報を得るのと同じくらいに、新聞や雑誌は新しく革新的なメディアだったのかもしれません。

また、街角にはポスターやビラがあふれ、たくさんの人に見てもらうことを目的とした、読みやすく、視覚的に目立つ書体が作られるようになりました。それが、英国の新聞の書体文字に採用された「タイムズ・ニュー・ローマン」や「センチュリー」などの書体。のちにこれらは、「コンテンポラリー」とカテゴライズされることになります。

1816年には、イギリスのウィリアム・キャズロン4世が、最初の「サンセリフ体」である「トゥ・ライン・イングリッシュ・エジプシャン」を、自社の活字見本帳に登録しました。ただし、このときにはまだ「サンセリフ体」とは呼ばれていません。あくまでも、「エジプシャン」書体の変形だったようです。「サンセリフ体」とは、文字に付いた突起(セリフ)がなく、縦横の太さが同じ書体をいいます。

この「サンセリフ体」のことを、ドイツでは「グロテスク」と呼んでいました。アメリカでは1837年にボストン活字鋳造所が、「ゴシック」と名前を付けてから、「ゴシック」と呼ばれるようになりました。「サンセリフ」「ゴシック」「グロテスク」という呼称は、今も残っています。

書体名に「サンセリフ」の名前を入れたのは、1832年のヴィンセント・フィギンズ。また、1834年には、ウィリアム・ソローグッドが、小文字のサンセリフ体を発表。書体のウエイト、文字幅、サイズなどのバリエーションが増えたことから、サンセリフ体は、本文用の文字にも使われるようになります。

20世紀初頭になると、「サンセリフ体」は、さらにダイナミックな展開を見せます。

エドワード・ジョンストンがロンドンの地下鉄のためにデザインした書体は、古典的なローマン体の表現を取り入れたものでした。ここから派生して、イギリスでは1928年には、エリック・ギルの「ギル・サン」が誕生。タイポグラフィの研究も進められます。

一方ドイツでは、前衛的なムーブメントが起こります。1907年に、ドイツ工作者連盟が設立され、ラテン語で「未来」という意味の「フーツラ」や、ルドルフ・コッホによる「カーベル」など、現在のモダンデザインの基本となるような書体が生まれました。

このように、100年以上の歳月をかけて、書体は、ローマン体とサンセリフ体という、2つの流れに分かれ、磨かれていったのです。

次回は、グラフィックデザインと書体についてお話ししたいと思います。

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第176回

「3.11を忘れない」

決して「流行」で終わらせてはいけないことがあります。

「流行りモノ」のコーナーではありますが、3月11日を前にした今回は、「流行」で終わらせないために、3.11関連の話題と、被災地で進められているプロジェクトをいくつか紹介したいと思います。

●[津波の子供たち]
http://youtu.be/D_AxnoNrr_8

こちらは、イギリスBBCが制作したBBCドキュメンタリー「津波の子供たち」"Japan's children of the tsunami " 3.11 。日本ではいままさに、子役ブームですが、津波を体験した子供たちの肉声を通して、「津波」を追体験していくというドキュメンタリーです。巨大な怪物のような津波の恐怖が語られるようすは、痛ましいものですが、現実から目を背けないということも、私たちにできることのひとつだと思います。

●[浜のミサンガ]
http://www.sanriku-shigoto-project.com/about/

「三陸に仕事を! プロジェクト」で、被災された女性たちが、いわし漁などに使われる漁網を使って作ったミサンガを販売しています。
販売代金のうち、諸経費を引いた金額が、賃金になるそうです。

●[田代島にゃんこ・ザ・プロジェクト]
http://nyanpro.com/

宮城県石巻市の田代島は、島民より猫の数のほうが多い、猫たちの聖地です。
津波で牡蠣養殖が大きな被害を受けましたが、復興までに多額の資金がかかり、過疎化のため、収入の目途も立っていません。そこで、島の漁師さんたちが、復興を目的とした一口支援基金のにゃんこ・ザ・プロジェクトを立ち上げたのです。現在、支援金の受付は終了しています。

どうか、1日も早く、おだやかな日常がもどりますように。

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◆◇プレゼント◇◆
「ブリー・サンベノア」を1名様

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
プレゼントのご応募は下記URLより直接お申し込みください。
http://www.streams.co.jp/present/

【締め切り:3月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想もお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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◆◇プロモーションツールのご案内◆◇

ストリームスでは、皆様のイメージを形にするために、クリエイティブの領域を広げていきます。
バナーやタペストリー、大判プリントの制作に対応できるようになりました。
詳細は弊社ホームページにてご確認下さい。
http://www.streams.co.jp/index.html#promoLink

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_|_| 編集後記 _|_|

東日本大地震から1年が経ちます。
復興への道のりはまだまだ長いですが、改めて復興に向けて協力できることはないか考えようと思います。
がんばろう!日本!

キハラ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第178号

編集・発行「ストリームス Magazine」編集室
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