ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2014/5/12発行 第229号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「デザイナーはなぜ“Mac”というイメージがあるのか?」などの情報をお届けします。 □■

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ワールドカップ開幕までいよいよ1ヶ月となりました。
各国では続々と代表選手が発表されています。
今年の開催国であり世界が認める強豪国・ブラジルでは、FCバルセロナ所属・ネイマール選手などが名前を連ねました。
ただ、長きにわたり代表で活躍してきたACミランのカカ選手など、時代を築いた選手たちの落選も話題を呼んでいます。
日本の代表選手も本日発表になりましたね。
今大会も彼らの活躍を期待しましょう!

+CONTENTS
┣ 印刷豆知識「デザイナーはなぜ“Mac”というイメージがあるのか?」
┗ いまどきの流行りモノ「夏の食べ物『かき氷』が季節を超えてブームに」

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆

「デザイナーはなぜ“Mac”というイメージがあるのか?」

印刷物のデザイナーは、なぜか「Macを使っている」と思われることが少なくありません。
近年では、Windowsを使用する人たちも珍しくはなくなりましたが、いまだにそのイメージが根強く残っています。
そこで今回は、デザイナーがMacを使う理由を考えてみました。

■一つは、デザインソフトの歴史的背景がルーツ
DTPデザイナー必須のソフトといえば、Adobe社の「Illustrator」「Photoshop」がまず挙がります。
今でこそ当たり前に使われていますが、DTPが普及しはじめた1980年代後半、じつはこれらのソフトにはMac版しか用意されていませんでした。
ではなぜ、Macのみに採用されたのか。大きな理由は、この時代に今のようなWindowsマシンがなかったからです。
Macは当初より、マウスを主体とした「GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)」という操作方法を確立していました。これは、マウスを使って直感的な操作ができ、現在では主流の操作方法です。
一方、Windowsは、一つひとつの作業を文字列で指定する「MS-DOS」が使われていました。Windowsのユーザーならスタートメニュー>アクセサリの中にあるコマンド プロンプトを立ち上げてみると、イメージができると思います。
そのため、Windowsではモニター上と出力結果が違い、普及したDTPに向かなかったのです。

■フォントとプリンタ環境の変化にもいち早くMacが対応していた
デザインソフトがひとまず大きな理由として上げられますが、その裏にもう一つ、Macでなければならなかったことがありました。
まず、「Illustrator」「Photoshop」といったデザインソフトが発売される以前に、Adobe社から印刷やデザイン業界に向けた革新的な発表がなされました。
それは、1985年に発表された「ポストスクリプト」と呼ばれるページ記述言語です。
これによってファイル内の文字や図形、画像などをレイアウトする位置を指定できるようになりました。
少し専門的になりますが、今では当たり前のフォントの種類の選択や大きさや字飾りの指定などの操作ができるようになったのもこの言語のおかげです。
また、文字や図形は出力するプリンタの最大の解像度でプリントアウトできるようになりました。
じつはこの言語にいち早く対応していたのもMacだったのです。
そのため、印刷にあたり重要な商業デザイン用フォントも当初はMacのみにリリースされていたため、印刷業界やデザイン業界へと普及していったのです。

さて、ここまで歴史的背景から「デザイナーがMacを使う理由」を探ってきました。
DTP普及当初の流れも考えると、そもそも「Macしか選択肢がなかった」のがきっかけで、現在のイメージへと結びついているのが大きな理由となっていそうです。

とはいえ、最近ではソフトもフォントも出力環境もMacとWindowsでの違いはみられなくなりました。
しかし、なかには以下のような意見もあるようです。

・従来から取引きのある印刷所やデザイン会社がMacなので同様の環境に
・Macはガンマ値(=中間調の明るさを示す値)が元から低いため画像表示が鮮明
・細かなキャリブレーション調整が可能なので印刷イメージに近い状態で作業できる
・商業デザイン用の英文フォントはやはり、Macの方が選択肢の幅が広い(日本語はほぼ同一環境)

特に、デザイン環境自体では違いがみられなくなったものの、文字コードの違いによるファイル名の文字化け、Zip圧縮形式の細かな違いによるデータ上の問題など、双方のOSでのやりとりはまだ完璧とはいえないかもしれません。
そのため、印刷やデザインの業界内ではまだしばらく、Macの高いシェアが維持されていきそうです。

株式会社ストリームスも、DTP業務における歴史と実績を積み重ねてきました。
ご依頼やご相談などありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆

「夏の食べ物『かき氷』が季節を超えてブームに」

日本の夏の風物詩であるかき氷ですが、ここ最近では“通年でも楽しめる”スイーツとして注目されているようです。
GW直前に原宿で9月末までの期間限定でオープンした「ミルクアンドハニー」が話題を集めていたり、六本木には終夜営業のかき氷カフェバー「yelo」がオープンするなど、これからは夏だけに限らず楽しめるようになりそうです。

ブームになった一つの理由は、従来のイメージと比べてかき氷のバリエーションが増えたところにありそうです。
例えば、前述の「ミルクアンドハニー」では、本拠地の福岡天神同様日本人に馴染み深い「かき氷」を究極レベルにまで追求したかき氷を味わえます。
(シロップは九州のフルーツを中心に全国の高級食材を厳選して使用)
また、大人が楽しめる家庭向けかき氷機もここ数年で販売数を増やしており、お店で食べられるような、空気の入ったふわふわな氷を作れる製品もたくさん登場しています。

今年の夏はハイランクなかき氷を食べに行ってみたり、自分でオリジナルを作ってみてはいかがでしょうか。

●[かき氷ブームが本格化へ 家庭向け氷削機の売り上げは3倍増]
http://www.news-postseven.com/archives/20140505_253020.html
●[片手で持てる本格派の電動「大人の氷かき器」]
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kdnreview/20140422_645283.html
●[みんなのかき氷部]
http://kakigori.30min.jp

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_|_| 編集後記 _|_|

デザイナーがMacである理由
現在でいえば単純にデザイン学校に入学した時点で教わるのがMacだというのもあるような気がしますね。

実際その理由でMacを使い続けている佐々木
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第229号

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