ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2014/5/26発行 第230号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「単純なコピペでもアウト! 著作権を理解する」などの情報をお届けします。 □■

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最近、総務省の打ち出した支援事業の内容がネット上で話題になっています。
その理由は、対象者が「通称:変な人」と記載されていたからです。

「いったい何でそんな人を集めるの……」と思いますよね。
じつはこの「変な人」とは次世代のICT(情報通信技術)分野を担える人を指しており、この事業は将来的に新たな情報通信技術へ関われる人材の育成を目的としています。

義務教育修了者であれば応募可能で、さまざまな研究環境が支援されるほか、挑戦する上での前向きな「失敗」も奨励されているのがこれまでにない試みです。
この事業により、アメリカのシリコンバレーのように世界を席巻できるほどの、新たなサービスが日本から生み出されるのをぜひとも期待したいところです。

●平成26年度「独創的な人向け特別枠(仮称)」に係る業務実施機関の公募(総務省)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000075.html

+CONTENTS
┣ Web時代のデジタル豆知識「単純なコピペでもアウト! 著作権を理解する」
┗ いまどきの流行りモノ「ダイオウグソクムシなど、深海生物ブームはまだまだ続く」

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◆◇◆Web時代のデジタル豆知識◆◇◆

「単純なコピペでもアウト! 著作権を理解する」

Webは印刷と比べても、簡単に文章や画像をコピーして利用できます。
ただ、制作物の権利は「著作権法」により守られているため、きちんとした運用をしなければ処罰される可能性もあります。
そこで今回は、Web制作で必要な著作権について紹介していきます。

■著作権とは何か?
私たちが知恵やアイデアなどを形にした創造物全般に関わる権利を明らかにしたものです。
日本では「著作権法」により定められており、制作物が何かしらの形で完成した時点から自動的に著作権が発生します。
これを「無方式主義」と言います。
さらに、著作権は著作者人格権と著作財産権に分かれます。
著作者人格権は「制作者の権利を保護するためのきまり」で、これにより、著作者は公表の許可、クレジット記載の有無、著作物の改変などを自由に定められます。
一方、著作財産権は「著作物自体の財産的な権利」を明らかにしたもので、例えば、二次利用の可否や、頒布したときの利用料などを決められるようになっています。

■Webサイト制作で注意すべき具体的事例
Web上のデータはとりわけ、コピペさえすれば簡単に複製して使用できます。
ただし、きちんとしたルールにならった上で使わなければ、著作権法違反になる可能性もあります。
そのため、Web上で特に気を付けるべきものをいくつか紹介していきます。

・文章の引用は認められるものの、転載は著作権法違反
混同されがちですが、引用と転載は明らかな区別があります。
引用は、他人の著作物の一部を使用した上で、情報元を明示すれば違反になりません。
一方、転載は他人の著作物をまるまる許可なく使用することです。
そのため、他サイトなどの文章を使う場合は、必要最低限の部分のみを抜粋して、情報元の名前を正しく明記する必要があります。

・画像にからむ著作権と肖像権
画像は全面的に、無断のコピペが認められていません。
また、画像内の被写体に対する著作権や肖像権が問題になる場合もあります。
ただ、サイト制作では著作権フリーの画像を使う方法もあります。
ビジネスが目的ならば「フリー 画像 商用」と検索すればたどりつきますが、サイトによりクレジット記載などが必須となる場合もあるため、利用規約を事前によく読んでおきましょう。

・Webサイトの配色やレイアウト
他サイトのデザインを参考に、色合いや配置などを独自に組み立てるのは許される場合があります。
ただ、見た目をそっくりそのままコピペするのは違反になります。
また、jQueryなどの動的なプログラムもソースをそのまま使うのは厳禁です。
こちらも画像と同じくフリー配布されているものがありますが、サイトごとの利用規約にはくれぐれも注意して下さい。

さて、著作権についての基礎的な知識を改めて整理してきました。
他人のサイトを見て「この文章いいよなぁ」とか、「この画像ぜひ使ってみたい!」と思う瞬間はありますよね。
ただ、きちんとした手続きを取った上で使用しないと、刑事罰を受けるだけではなく、民事で多額の賠償につながる可能性もあります。
くれぐれも安易なコピペは控えましょう。

株式会社ストリームスは、企業として法令遵守を徹底しております。
ご依頼やご相談などありましたら、お気軽に下記までお問合せ下さい。

【お問い合わせ・お申し込みはこちら】⇒http://www.streams.co.jp/

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆

「ダイオウグソクムシなど、深海生物ブームはまだまだ続く」

NHKのダイオウイカ特集をきっかけとした、深海生物ブームがまだまだ続いているようです。
ニュースでは、ダイオウイカやリュウグウノツカイなどが次々と水揚げされる事例が報告されているほか、ネットを中心に、さまざまな深海生物たちへの関心が寄せられています。

なかでも最近では、特殊な生態を持った深海生物が話題を集めています。
代表的なものがダイオウグソクムシです。
水深200〜1000メートルほどに生息している生物で、体長が20〜50センチほどのダンゴムシの仲間です。
鳥羽水族館にて絶食6年目を迎えてもなお生きている様子が関心を集め、先日、4月後半に幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議3」で実際に展示され、さらなる話題を集めました。

深海生物の生態は、陸上の生物に比べて明らかになっていない部分も多く、太陽の光すら届かない海の底には私たちが想像もできない生物がまだまだいるようです。

●[ダイオウグソクムシだけじゃない!? 絶食に強い生きものたち]
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1398837405527.html

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◆◇プレゼント◇◆
「キルフェボン イチジクのパウンド」を1名様

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
プレゼントのご応募は下記URLより直接お申し込みください。
http://www.streams.co.jp/present/

【締め切り:6月7日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想をお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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_|_| 編集後記 _|_|

深海生物って気持ち悪いですよね。
なんか見た目が。
なんか怖いし…。
でも、ちょっと興味があります。

水族館でも行ってみようかと思ったが、たぶん行かないキハラ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第230号

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