ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2014/10/10発行 第239号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「特殊紙『透明な紙』を更に深く掘り下げる」などの情報をお届けします。 □■

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今月8日、日本人3名のノーベル物理学賞受賞が発表されました。
青色発光ダイオード(LED)の開発から実用に向けた取り組みが理由ですが、LEDでの色の三原色による様々な色の表現を可能にした功績が認められました。

今でこそ身近な場面でよく見かけるようになったLEDですが、赤・緑に続く、青色を再現するのは難しく各国で研究が続けられていました。
青色LEDに使われる窒化ガリウムでの半導体作成が困難との理由からでしたが、1985年から続けられた地道な研究により、実用化へと至ったようです。

なお、ユーモア溢れる研究を称える「イグ・ノーベル賞」も先月発表されましたが、実はこちらも、日本人が受賞していたというのはご存知でしょうか。
北里大の馬渕教授が「バナナの皮を踏むとなぜ滑りやすいのか」という、いわれてみればハッと気づく古くからの疑問へ挑んだ功績が認められています。

●[「祝福メール300通」 受賞者ら喜び語る ノーベル賞]
http://www.asahi.com/articles/ASGB82TS3GB8ULBJ005.html

●[「バナナの皮はなぜ滑る」を証明 馬渕清資教授らにイグ・ノーベル賞]
http://www.huffingtonpost.jp/2014/09/18/ig-nobel_n_5846866.html

+CONTENTS
┣ 印刷豆知識「特殊紙『透明な紙』を更に深く掘り下げる」
┗ いまどきの流行りモノ「◯◯女子の新たなブーム。『ふんどし女子』が増加中?」

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆

「特殊紙『透明な紙』を更に深く掘り下げる」

先月10日発行分では、さまざまな特殊紙を紹介しました。
今回は続編として、前回紹介した中から「透明な紙」の用途や可能性などを更に深く掘り下げていきたいと思います。

■インクを吹きつけるのではなく、特殊な粒子を吹き付けて電導性を持たせる
フィルムやビニールのように見えて、素材は紙そのものという「透明な紙」の開発が進んでいます。
現在、主流の一つとなりつつあるのはセルロースナノファイバー製のもの。
この紙への印刷は、ふつうの紙のようにインクを吹きつけるわけではありません。
銀ナノワイヤーと呼ばれる超微細な粒子を吹きつけることで、素材は紙にも関わらず、電気を通すことができるようになるそうです。

■折りたたみ式の太陽電池など、今後の可能性にも期待
従来の紙とはちがい、電気を通すことも容易な透明な紙。
可能性が模索されている段階ですが、さまざまな用途が模索されています。
例えば、従来の紙と同じく折り曲げやすいために、身近で使える折りたたみ可能な太陽電池として機能させることが考えられています。
また、科学的に安定しているため強度も高く、250度程度の環境にも適応する耐熱性も持っているため、印刷技術と組み合わせた「プリンテッド・エレクトロニクス」の技術との融合が期待されています。
近年、太陽光発電は一般家庭にも普及しはじめていますが、パネル設置や維持管理にも金銭的、時間的なコストがかかるのも現状です。
電導性を有する透明な紙の量産体制が確立されれば、近い将来、より身近に導入できるかもしれません。

■印刷業界へ関わる立場として……特殊紙の未来を考える
さて、印刷業界に長年関わってきた立場からも、特殊紙についての可能性を探ってみたいと思います。
前回と今回に続き、さまざまな特殊紙を紹介してきました。
これまでは文章や画像、色などを組み合わせたデザインを中心に、人と人、人と企業、企業と企業といった場面でのコミュニケーションをサポートする立場が、主な役割だったように思います。ただ、時代は移り変わります。

例えば、今回紹介した「透明な紙」は太陽光への応用が期待されるなど、電機業界との連携も視野に入れなければならないと思います。
今後もさまざまな業種の壁を超えて、印刷へ関わる立場でよりよい提案をしていきたいと願っています。

株式会社ストリームスも、ニーズに沿った特殊紙の販促物などをご提案いたします。
ご依頼やご相談などありましたら、お気軽に下記よりお問合せ下さい。

【お問い合わせ・お申し込みはこちら】⇒http://www.streams.co.jp/

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆

「◯◯女子の新たなブーム。『ふんどし女子』が増加中?」

御朱印女子やDIY女子など、女性を中心としたブームを数多くとりあげてきましたが、ここ最近は「ふんどし女子」なる言葉が定着しはじめているようです。
日本の伝統として語り継がれるふんどしですが、どのようなものがあるのでしょうか。

一般的なふんどしといえばおそらく、祭りの神輿をかつぐ男性が身につけているものがイメージされると思います。
しかし、最近では女性用に花柄やキャラクターをあしらったものなどが販売されており、色も豊富で素材も肌にやさしいものがウケているようです。

「日本ふんどし協会」と呼ばれる団体もあるほか、ネット上にも女性用のバリエーション豊富なふんどしを扱ったショップが多数あります。
もちろん男性用にも日常で使えるものが販売されているので、この機会にお店を覗いてみるのはいかがでしょうか。

●[一般社団法人 日本ふんどし協会]
http://www.japan-fundoshi.com

●[“女性向けふんどし”がひそかなブーム!? ]
http://ddnavi.com/news/208315/

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◆◇プレゼント◇◆
「笹屋特製 でっちようかん」を1名様

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
プレゼントのご応募は下記URLより直接お申し込みください。
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【締め切り:10月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想をお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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_|_| 編集後記 _|_|

今度はふんどし女子ですか。いろいろ流行りますね。
あまりモテない感じがします。

ふんどし女子にはまったく興味が湧かないトミタ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第239号

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