ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2009/6/10発行 第112号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「村上春樹の『1Q84』」などの情報をお届けします。 □■

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サッカー日本代表が、W杯に一番乗りしました。正直、こんなに早く決めるとは思ってませんでした(ごめんなさい)。ただ、本番では、もっともっとタフな試合になるはずなので、山積みの課題と向き合って、精進していってほしいと思います。

さて、関東地方もまさに今日梅雨入りしましたが、ウェザーニューズが6/8に発表した「全国梅雨調査」によると、今月初め、梅雨入り前の状態でも、過半数の人が梅雨らしさを感じていることが分かったそうです。
確かに、雨が多く感じますよね。でも、気分だけでもカラッと。そんな気持ちで、6月を楽しみましょう。
アジサイもきれいな色を見せています。

+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「地ビール」
┣ 印刷豆知識 「紙を原料としたカートカン」
┗ いまどきの流行りモノ 「村上春樹の『1Q84』」

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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第112回
今回は「地ビール」

入梅も気になりますが、6月ともなれば、ビールがおいしく感じる季節。
おいしい豆腐や枝豆などを用意して、スポーツ観戦でもしながら飲むビールは、最高のおいしさですよね。今回は父の日を控えていることもあり、ユニークな地ビールを集めてみました。

●[COEDOビール] http://www.coedobrewery.com/onlineshop/index.php
●[金しゃちビール] http://www.kinshachi.jp/beer_catalog_2005.htm
●[牡蠣の黒ビール] http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/doctors/cover2/080716_beer_03/index6.html
●[インドの青鬼] http://www.rakuten.co.jp/yonayona/111011/859766/
●[ヘリオスビール ゴーヤーDRY] http://www.helios-shop.jp/products/detail.php?product_id=1017

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第112回

「紙を原料としたカートカン」

前回は、「間伐材」についてお話しました。間伐材を使ったコピー用紙が発売されているということにも触れましたが、調べてみると、ほかにもいろんなところで間伐材を使用した製品があります。

たとえば、高速道路のサービスエリアでの無料のお茶サービスに使われている「飲料用紙コップ」には、「間伐材マーク」がついています。ほかに、「カートカン」を利用した飲料水にも、よく見ると、間伐材マークが印刷されている製品が多いはずです。

ところで、「カートカン」って何?

カートカンは、間伐材や製材工場などで発生する端材を活用して作られるカン型をした、紙製の容器のこと。内容物の変質を抑え、食品の持つ風味や栄養分などを損なわず、常温での流通や長期保存ができ、自販機販売や電子レンジの使用にも対応しているので、コーヒー、果汁飲料、特定保健用食品や健康飲料などで多く使われています。
1996年に凸版印刷が開発したもので、バリア層に独自に開発したGLフィルム(セラミック蒸着フィルム)を採用し、リサイクル可能な材料構成を持ち、原材料の紙に、間伐材や、製材工場で副産物として発生する端材などの国産材からとれるパルプ・チップを30%以上使用しています。牛乳パックなどと同様、リサイクルが可能です。

普段、飲料容器などはあまり意識していませんが、牛乳パック以外にも、エコな容器があったのですね。ちなみにこの「カートカン」は、第3回エコプロダクツ大賞農林水産大臣賞を受賞しています。
今度、コンビニなどで「カートカン」の飲料水を買うことがあったら、一度すみずみまでパッケージを見てください。どこかに、グリーンの「間伐材マーク」が付いているはずです。
ほかにも、「サンキューグリーンスタイル」のマークを目にするかもしれません。これは、"日本の森林による1,300万炭素トンのCO2吸収"の目標達成のため、国産材製品を身近にもっと取り入れようと、林野庁が行っている運動。

小さいことですが、地球のことを思うことが、もっと大きなエコにつながっていく気がします。

●[間伐材マーク] http://www.kanbatsuzai-mark.org/about/index.html
●[木づかい運動] http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/mokuzai/mokuzai-5.html

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第110回

「村上春樹の『1Q84』」

村上春樹の最新長編小説『1Q84(いちきゅうはちよん)』(新潮社)が、ものすごい勢いで売れています。

「国民的作家」といわれる彼の5年ぶりの長編小説とあって、版元でも、各書店でも、相当数の部数を確保していたはず。実際、5/29の発売から、たった1週間で第1巻は51万部、第2巻は45万部、合わせて96万部まで増刷したといいます。
それでも、6/8現在、大手書店はどこも、第1巻は「ただいま品切れ中です。6/12〜15ごろ入荷します」のカードが貼られています。
いや〜、すごいですね。書店でここまでの売れ方をした本、見たことありません。本当に。

村上春樹はもともと大人気作家なわけですが、今回はとくに、公表されたのはタイトルだけで、あらすじは一切紹介されなかったことも、期待感をあおったのでしょうか。さらに、発売後も品薄感が広がって、読者の読みたい気持ちはどんどん高まっていったのではないかといわれていますが…。
今年2月に、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」の授賞式でのスピーチが話題になったことも、新たな読者層の関心を広げたのかもしれません。

さて、その『1Q84』は、ジョージ・オーウェルの近未来小説『1984』に対し、逆の方向から84年を描いた「近過去小説」。
24章から成る各巻のうち、奇数章では、指先に特殊な才能を持つ、青豆という女性の物語が、偶数章では、天吾という小説家志望の予備校数学教師の物語が描かれ、青豆は首都高速道路の非常階段を降りることで、彼女が生きていた1984年とは微妙に異なる「1Q84年」の世界に入り込んでしまい、天吾も17歳の少女を主人公にした小説『空気さなぎ』を書き直したことで、奇妙な事態に巻き込まれていきます。

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(1985年)と似た構造を持っているようで、筆者もすでに「読んでみたい」衝動に駆られています(笑)。
このメルマガの発行日ののち、数日中には書店に並ぶはずなので、興味のある方は要チェックです。

●[1Q84] http://www.shinchosha.co.jp/murakami/

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◆◇プレゼント◇◆

「『金しゃちビール』赤味噌ラガーお試しセット」を1名さま

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。ご希望の方は、下記のURLからご応募ください。
http://www.streams.co.jp/

【締め切り:6月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想もお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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_|_| 編集後記 _|_|

ビール大好き!!季節に関係なく年中飲んでます。
個人的には、エールビールの方が好きですが、ラガーだから飲まないってことはありません。
おかげで胴回りが…

それでもメタボではなかった渡会(ホッ…)
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第112号

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